カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

4月10日 お弁当始めの日

お弁当始めの日

 4月10日はお弁当始めの日。新年度、新学期になりお弁当を作り始める人を、豊富な冷凍食品の食材で応援するという目的で、冷凍食品やレトルト食品などの製造販売を手がける株式会社ニチレイフーズが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、4月10日前後が一般的にお弁当の出現頻度が高い時期であることと、「弁」が数字の「4」に似ていて、「10」を「当」と読む語呂合わせから、4月10日とした。

◆◆◆

 弁当は、外出先で食べるためにあらかじめ用意された食事のことで、さまざまな場面で利用されています。日本の弁当文化は非常に発展しており、その種類やスタイルは多岐にわたります。伝統的なものから現代的なものまで、弁当は日本人の生活に深く根付いていると言えるでしょう。

 弁当の起源は古く、平安時代には旅行中や野外で食事をする際に、簡易的な食事を持参する習慣がありました。これが現代の弁当の原型とされています。江戸時代に入ると、庶民の間でも「幕の内弁当」と呼ばれる形式の弁当が登場し、劇場や芝居見物の際に食べるものとして人気を博しました。この時期から、弁当は日本人の食文化の一部として確固たる地位を築き始めます。

 現代では、弁当はその形態や内容において非常に多様化しています。家庭で手作りされる弁当から、コンビニエンスストアや弁当専門店で販売されているものまで、用途や好みに応じてさまざまな選択肢があります。手作り弁当は、愛情を込めて作られることが多く、おかずの配置や色合いにも工夫が凝らされています。これに対して、販売されている弁当は、手軽に栄養バランスの取れた食事を提供することを目的としており、忙しい現代人にとって欠かせない存在となっています。

 弁当には、季節や行事に応じたものも多く存在します。例えば、花見の際に持参する「花見弁当」や、運動会で食べる「運動会弁当」など、特別な日のために特別な弁当を用意するというのは、日本ならではの文化と言えるでしょう。これらの弁当は、その日の雰囲気を盛り上げ、参加者にとって忘れられない思い出の一部となります。

弁当の小ネタ

 ニチレイフーズが20~60代の男女を対象に行ったアンケートによると

  • およそ4人に1人が平日ほぼ毎日お弁当を作っている。
  • 弁当を作っている割合が最も高いのは新潟県。低いのは埼玉県。
  • 最も良く使う冷凍食品は鶏のから揚げ。

記念日とかいろいろ