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4月10日 酔い止めの日

酔い止めの日
引用元:株式会社浅田飴

 4月10日は酔い止めの日。のりもの酔いの心配をぜずに家族や友だちなどみんなで楽しく旅行をしてもらいたいとの願いを込めて、酔い止め薬「トラベロップQQ」を製造・販売する株式会社浅田飴が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ゴールデンウィークや修学旅行、夏休みといった行楽シーズンの前であることと、(4)(10)め」の語呂合わせから、4月10日とした。

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 酔い止め薬は、乗物酔いという不快な症状を予防し、緩和するために開発された薬剤です。乗物酔いは、車、船、飛行機などの乗物による移動中に生じる平衡感覚の乱れや自律神経の不調和が原因で起こります。これにより、めまい、吐き気、嘔吐などの症状が現れることがあります。

 酔い止め薬の主要成分として利用される抗ヒスタミン成分には、中枢神経系に作用し、嘔吐中枢の刺激や内耳前庭の自律神経反射を抑制する働きがあります。これにより、乗物酔いによって引き起こされるめまいや吐き気といった症状を効果的に抑えることができます。

 酔い止め薬を最も効果的に使用するには、乗物に乗る前、特に30分から1時間前に服用することが推奨されます。これにより、薬剤が体内で十分に作用し、乗物酔いの症状が発生する前に予防することが可能となります。また、長時間効果が持続する1日1回服用タイプの酔い止め薬を選ぶことで、服用を忘れるリスクを減らし、安定した効果を得られます。服用する際には、水かぬるま湯を使用し、お茶やジュースなどは避けることが望ましいです。これらの飲料に含まれる特定の成分が薬剤の効果に影響を及ぼす可能性があるためです。

 酔い止め薬は、乗物酔いに悩む多くの人々にとって重要な手段となっています。その使用法を正しく理解し、適切に活用することで、移動中の不快な症状を大きく軽減し、快適な旅行や通勤を支援します。乗物酔いの予防と緩和に役立つ酔い止め薬は、私たちの生活の質を高める上で、欠かせない存在と言えるでしょう。

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