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~今日は何の日?~

4月10日 駅弁の日

みやざき地頭鳥の日

 4月10日は駅弁の日。駅弁をPRするために、社団法人日本鉄道構内営業中央会が1993年に制定した。

 日付は、4月が駅弁の需要拡大が見込まれる行楽シーズンであることと、弁当の「(10)から、4月10日とした。

 また、弁当の「弁」の字が4と十の合成に近いことも日付決定の理由となっている。

駅弁の豆知識

 駅弁の誕生については諸説あるが、最も有力な説は、1885年(明治18年)7月10日に宇都宮の旅館「白木屋」が梅干の入ったおにぎりにゴマ塩を振りかけ、たくあん2切を添えたものを竹の皮に包み、5銭で販売したことがその始まりと言われている。

 そして現在、駅弁の種類は全国でおよそ2000種類以上あると言われている。

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 駅弁は、鉄道駅で販売される、持ち運び可能な食事のことで、日本独特の文化として長い歴史を持ちます。その起源は、明治時代に遡り、旅行者や出張者などが移動中に手軽に食べられる食事として発展してきました。駅弁は、その地域の特産品や名物料理を使用したものが多く、旅の思い出を彩る特別な存在となっています。

 駅弁の種類は非常に豊富で、日本全国の各地で異なる特色を持っています。例えば、海の近い地域では新鮮な魚介類を使用した駅弁が、山間部では山菜やきのこを使った駅弁がそれぞれ提供されています。また、地域によっては牛肉や豚肉、鶏肉を使った駅弁もあり、訪れる場所ごとに異なる味わいを楽しむことができます。

 駅弁の魅力の一つは、そのパッケージデザインにもあります。竹や木製の容器に入った伝統的なものから、現代的なプラスチック容器に入ったものまで、さまざまなスタイルが存在します。中には、その地域の歴史や文化を反映したデザインのものもあり、視覚的にも楽しむことができます。

 近年では、駅弁をテーマにしたイベントやフェアが各地で開催されるなど、駅弁文化は新たな盛り上がりを見せています。また、駅弁を取り寄せて家庭で楽しむサービスも登場しており、より手軽に全国各地の駅弁を味わうことができるようになりました。

 駅弁は、移動する楽しみの一つとして、また、その土地ならではの食文化を味わう手段として、多くの人々に愛され続けています。地域ごとの特色を生かした駅弁は、旅の記憶を豊かにしてくれる貴重な存在であり、日本の食文化を象徴するアイテムの一つと言えるでしょう。

記念日とかいろいろ