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4月12日 徳島県にんじんの日

徳島県にんじんの日
引用元:JA全農とくしま

 4月12日は徳島県にんじんの日。徳島県のにんじんをPRするために、JA全農とくしまに事務局を置く徳島県にんじん振興協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、4月をピークに出荷されることと、(4)(1)(2)んじん」の語呂合わせから、4月12日とした。

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 徳島県は、豊かな自然と肥沃な土壌を活かした農業が盛んな地域で、特ににんじんの生産においても独自の特徴を持っています。「春にんじん」として知られる徳島のにんじんは、寒い冬を越えて春に収穫されるのが一般的で、その栽培方法には大きな工夫があります。徳島では、にんじんを大型のトンネルハウスで栽培することで、厳しい外部環境から保護し、理想的な生育条件を提供しています。

 トンネルハウス内では、にんじんが雨に当たることなく乾燥した状態で育つため、徳島県産の春にんじんは「柔らかくて、甘い」という特徴を持っています。これは、トンネルハウス内で水分が過剰にならず、根菜特有の甘みが凝縮されるためと考えられます。特に、吉野川北岸の板野郡では、この春にんじんの生産が盛んで、地域を代表する特産品となっています。

 徳島の春にんじんは、その甘みと柔らかさから、生食はもちろんのこと、様々な料理に使用され、幅広い年代に愛されています。サラダやピクルス、煮物やスープなど、さまざまな料理でその味わいを楽しむことができます。また、栄養価の高さも魅力の一つで、ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、健康的な食生活に貢献する食材としても注目されています。

にんじんの豆知識

 日本で最も普及している人参は五寸人参と呼ばれる西洋系人参で、江戸時代末期に日本に入ってきた。原産地はアフガニスタン。

 ニンジンは栄養素「カロテン」を特に多く含み、ラテン語の「carota」がその語源となっている。

 β‐カロテンは外側の皮の付近に多く含まれており、最近のニンジンは表面を洗浄してあるので、栄養成分の多い外側の皮は剥がさずに食べてることが出来る。また、β-カロテンは脂溶性であるため、ドレッシングをかけたり、油と一緒に調理をすることで吸収力がアップする。ちなみに国内生産量トップは北海道。

春にんじんとは

 春にんじんとは、春の始めに収穫される人参の事で、新にんじんとも呼ばれる。普通のにんじんよりも水分を多く含んでいるため、あまり日持ちしないが、甘くて軟らかく、みずみずしいという特徴がある。国内生産量トップは徳島県。