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4月15日 いちご大福の日

いちご大福の日

 4月15日はいちご大福の日。いちご大福の魅力をより多くの人に知ってもらい、味わってもらおうと、早稲田大学いちご大福研究会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(4)いちご(15)」の語呂合わせから、4月15日とした。

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 いちご大福は、イチゴと餡を求肥で包み込んだ日本の伝統的な生和菓子です。イチゴを中心に配置し、その周りに小豆餡や白餡を添え、さらにそれを求肥で優しく包む製法が一般的です。この和菓子は、イチゴの鮮やかな色合いと求肥の柔らかな食感、餡の上品な甘さが絶妙にマッチした人気の高いスイーツとして、多くの人々に愛されています。

 いちご大福の歴史は、和菓子の中では比較的新しく、1980年代の昭和後期に誕生したとされています。元々はショートケーキから着想を得たものとも言われており、生の果物を使用するという点で和菓子としては斬新な試みでした。イチゴ大福の製法には、求肥でイチゴと餡を完全に包み込むものと、大福餅の切れ目にイチゴを挿入するものの2種類があります。また、ピンク色に着色した求肥や生クリームを加えるなど、様々なバリエーションが存在します。

 イチゴ大福の特徴の一つは、その日持ちの短さです。生鮮食品であるイチゴを使用しているため、保存期間は限られています。また、食べる際に舌に感じるピリピリ感は、イチゴから発生する二酸化炭素によるものとされ、これが時間が経つにつれて強くなることがあります。

 地域や販売店によって小豆餡や白餡を使い分けたり、餡の配合を変えるなど、様々な工夫がされているのもいちご大福の魅力の一つです。その柔らかな食感と果物の甘酸っぱさ、餡の甘さが絶妙に調和し、幅広い年齢層から支持されているいちご大福は、日本の四季を感じさせる素敵な和菓子と言えるでしょう。