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4月18日 お香の日

お香の日

 4月18日はお香の日。香文化の普及などを目的に、兵庫県淡路市の淡路市商工会に事務局を置き、全国の薫物、線香業者などが加盟する日本薫物線香工業会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「日本書紀」に日本のお香についての最初の記録として「595年の夏4月、淡路島に沈水(香木)が漂着した」との記述があること「香」の字は一十八日と読み分けられることから、4月18日とした。

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 お香は、香りの良い植物の粉末や樹脂、芳香性のある化学物質を混ぜ合わせて作られる香料の一種で、古代から宗教的な儀式や瞑想、空間の浄化、リラクゼーションなど、様々な目的で用いられてきました。お香には棒状、錐形、粉末状、紐状など多様な形状があり、燃焼することで独特の芳香を放ちます。これらは主に木材、花、樹脂、香木、ハーブなど天然素材から抽出される成分を主体としており、それぞれに特有の香りや効能があります。

 お香の使用方法は非常にシンプルで、火をつけて炎を消した後、煙と共に香りを楽しむことが一般的です。また、香りにはリラックス効果や集中力の向上、心地よい睡眠を促す効果などが科学的にも認められており、現代においてもその効果は多くの人に支持されています。特に、アロマセラピーと組み合わせることで、より深いリラクゼーションや精神的な安定を求める方に人気です。

 お香の種類や香りによっては、部屋の消臭や虫除けとしての効果もあり、生活の中でさまざまな形で利用されています。また、お香を選ぶ際には、使用する空間の大きさや目的、好みの香りなどに応じて選ぶことが大切です。お香を焚くことで、日常生活にほんの少しの豊かさや心のゆとりをもたらすことができます。