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4月19日 食育の日

食育の日
引用元:ミキプルーン

 4月19日は食育の日。食を通した教育「食育」を、より深く考え実践する機会としてもらうために、ミキプルーンなどを販売する三基商事株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(4)(19)」の語呂合わせから、4月19日とした。

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 「食育」とは、正しい食生活を通して、身体だけでなく心も含めた人間の健全な成長や発達を促す教育のことを指します。この概念は、単に栄養バランスの取れた食事を摂ることだけを意味するのではなく、食に関わる一連のプロセスや、食べ物を通じた人と人との関わり、そして食文化や食の安全についての理解と尊重を含む幅広い活動を包含しています。

 食育の重要性は、近年の食生活の多様化や、不規則な食事、偏った食事がもたらす生活習慣病の増加など、現代社会の課題に直結しています。子どもたちに早いうちから食に関する正しい知識と態度を身につけさせることで、将来的に自立した食生活を送る基盤を作り、健康で豊かな人生を送るための一助となり得ます。

 食育は、家庭での食事の場から始まります。家族での食事は、食材の選び方、調理法、そして食べ方やマナー、季節感を学ぶ良い機会となります。また、学校教育の中での給食時間や家庭科の授業、地域社会と連携した食に関するイベントや活動を通じて、食の大切さや楽しさを学ぶことも食育の一環です。

 さらに、食育は地球環境との関わりにも目を向けます。食べ物がどのように生産され、どのようなプロセスを経て私たちの食卓に届くのかを理解することで、持続可能な食生活や食の選択について考えるきっかけにもなります。

 食育を通じて、食べ物への感謝の気持ちや、共に食事を楽しむ喜び、そして健康で文化的な食生活の大切さを学ぶことは、豊かな人生を送るための重要な一歩と言えるでしょう。