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4月21日 オーベルジュの日

オーベルジュの日
引用元:日本オーベルジュ協会

 4月21日はオーベルジュの日。オーベルジュの魅力や文化を伝えることことを目的に、日本オーベルジュ協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1986年4月21日に日本で本格的なオーベルジュが誕生したことにちなんで、4月21日とした。

オーベルジュとは

 オーベルジュとは、主に郊外にある宿泊設備を備えたレストランのことで、その始まりは中世のフランスとされている。

 1900年代前半、ミシュランによる格付けや自動車の普及に伴い、食事の為に遠出をしだす人が増えたことにより、地方にあったオーベルジュが広く知られるようになった。日本に入ってきたのは1986年で、勝又登氏が箱根で開業したのが始まりとのこと。

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 オーベルジュは、本来フランスで生まれた宿泊設備を備えたレストランを指す言葉で、その起源は中世にまで遡りますが、近代においては1900年に創刊されたミシュラン・ガイドによる星評価制度の導入や自動車の普及とともに、より一般的な存在となりました。地方にあるオーベルジュは、その土地で収穫された食材を活かした料理を提供し、美食を楽しんだ後は、同じ施設内の客室で宿泊することができるのが特徴です。

 日本におけるオーベルジュの歴史は、1986年に勝又登氏が箱根で開業したのが始まりとされ、以後、全国各地の観光地やリゾート地に広がりました。日本のオーベルジュは、フランスの伝統を踏襲しつつも、日本独自の旅文化と融合し、日本料理や世界各地の料理を提供する多様なスタイルが登場しています。自然に恵まれたロケーションで提供される料理は、その場所ならではの味わいを楽しむことができます。

 オーベルジュの魅力は、新鮮な地元の食材を使用した料理にあります。地元の気候や風土に精通したシェフによる創意工夫に富んだ料理は、食材本来の味を生かしながら、訪れる人々に新たな食体験を提供します。また、地域の生産者との強い結びつきを持つことで、食を通じた地域活性化にも寄与しています。健康を意識したオーガニックやスローフードなど、現代人のニーズに合った料理が提供されることも、オーベルジュが提供する“癒しの時代”にふさわしい価値の一つです。