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4月21日 錦通り・ニッキーの日

錦通り・ニッキーの日
引用元:小田原錦通り商店街協同組合

 4月21日は錦通り・ニッキーの日。神奈川県小田原市の小田原錦通り商店街協同組合が制定し、日本記念日協会が認定した。

 2012年4月21日、商店街に隣接する公園の木に、動物のぬいぐるみの忘れ物がかけられていた。その愛らしさから錦通りにちなんで「ニッキー」と命名。2014年、錦通り商店街は組合設立50周年を迎えることから多くの人に愛される商店街のシンボルキャラクターとして、発見された日を記念日とした。

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 商店街は、商店が集中している地区や通りのことを指し、古くから地域社会の経済活動や文化の中心地として栄えてきました。商店街の起源は非常設の市場が集まる場所として世界各地に古代から存在し、日本でも古くは都市や宿場町などで発展してきた背景があります。特に江戸時代には城下町や街道沿いの宿場町、港町などで商業が発展しました。

 近現代に入ると、都市化やモータリゼーションの進展により、商店街の形態も変化してきました。かつては地域住民の日用品から食料品、衣料品、雑貨店、飲食店などが混在する近隣型商店街が多く見られましたが、時間が経つにつれて、郊外型の大型店やショッピングモールの出現により、商店街の役割や存在感は大きく変わりました。

 一方で、商店街は地域コミュニティの拠点として、また地域経済を支える重要な役割を担っています。地元の生産者と連携し、地域の特産品や新鮮な食材を活かした商品を提供することで、地域の魅力を高めるとともに、観光客を呼び込む取り組みも行われています。また、地域の祭りやイベントを通じて、地域住民や訪れる人々との交流の場を提供することで、地域の活性化に寄与しています。

 しかし、時代の変化とともに商店街を取り巻く環境は厳しさを増しており、インターネット通販の普及や人口構造の変化などにより、多くの商店街が存続の危機に直面しています。このような中で、商店街が再び活気を取り戻し、持続可能な発展を遂げるためには、伝統と革新を融合させた新しいビジネスモデルの開発や、地域住民や行政との連携を強化することが求められています。