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4月21日 民放の日(放送広告の日)

民放の日(放送広告の日)

 4月21日は民放の日(放送広告の日)。1951年(昭和26年)4月21日に、日本で初めて民間放送としてラジオ16社が予備免許を受けたことを記念して作られた記念日。それまで放送はNHKに独占されていた。

 2018年時点で基幹放送(無線放送用に割り当てられた周波数を使う放送) を行う全国の民間放送事業者は206社まで増えている。

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 民間放送とは、民間の資本によって設立された放送事業者が行う放送のことで、日本では大正時代に民間企業によるラジオ放送が実験的に行われたのが始まりです。放送の免許制が整えられた後、新聞社や通信会社などが中心となって放送局が設立されましたが、第二次世界大戦後の改革を経て、ようやく民間放送の設置が本格的に認められました。

 放送法の制定により、地上波放送が始まり、その後の技術革新や法改正によって衛星波放送やデジタル放送など、多様な放送メディアが登場しています。日本の民放は、主に新聞社や地元の有力企業が出資しており、テレビ局ではネットワークを構成して全国的な番組配信や情報交換を行っています。一方、衛星放送は経営基盤の弱さが課題となっている場合もあります。

 近年では、移動受信用地上基幹放送や地上一般放送など、新たな放送サービスが開始されており、私企業のみならず、教育機関や地方自治体も放送事業に参入しています。これにより、より多様なコンテンツや情報が提供されるようになっています。民間放送は、情報の多様性や選択肢の拡大を通じて、社会に大きな影響を与え続けています。

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