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4月28日 セアダスの日

 4月28日はセアダスの日。イタリア・サルデーニャ島の伝統菓子である「セアダス」を通じて、サルデーニャ島の文化と人々の魅力を知ってもらおうと、セアダスの専門店「SEADAS FLoWER CAFFÉ 」を営む株式会社チェントアピが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、4月28日がイタリアで「サルデーニャの日」であることから、4月28日とした。

セアダスとは

セアダスの日
引用元:SEADAS FLoWER CAFFÉ

 セアダスは、イタリアのサルデーニャ島に古くから伝わる伝統菓子で、ヨーロッパ最古のデザートと言われている。5000年前から食べられているんだとか。

 小麦粉の皮の中にペコリーノチーズを入れて油で揚げ、ハチミツを掛けて食べる。

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 セアダスは、サルデーニャ島に伝わる伝統的なデザートで、この島の食文化を象徴するスイーツの一つです。主にセモリナ粉とラードを使ったパスタ生地で、フレッシュなペコリーノ・サルドチーズを包み込んで作られます。このチーズの中には、オレンジまたはレモンの皮をすりおろして加え、独特の香りを付けることが多いです。そして、このダンプリングを熱したオリーブオイルかラードでカリッと揚げてから、上からハチミツや砂糖をかけていただくのが一般的です。

 セアダスはもともと、牧畜が盛んなサルデーニャ島の羊飼いの食べ物として、長い冬の間家を空けていた夫が春に戻って来た際に、妻たちが祝いの意味を込めて作ったとされています。当初はハチミツをかけずに食事として食べられていましたが、現在ではハチミツをかけてスイーツとして楽しまれています。

 「セアダス」という名前は、サルデーニャの方言であるサルド語の「seadas」に由来しており、これは「動物性油脂」を意味する「seu(sebu)」から来ています。これは、パスタ生地にラードが使われており、昔はラードで揚げられていたことにちなんでいます。地方によっては「sebada」「sevada」「savada」とも呼ばれます。

 セアダスの魅力は、シンプルな材料から生まれる豊かな味わいにあります。チーズの濃厚な味わいと、柑橘の爽やかな香り、ハチミツの甘さが絶妙に絡み合い、サルデーニャ島の自然と文化を感じさせる味に仕上がっています。サルデーニャ島を訪れた際には、ぜひこの伝統的なデザートを味わってみてください。