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4月14日 ロスゼロの日

 4月14日はロスゼロの日。株式会社ビューティフルスマイルの通販サイト「ロスゼロ」を活用することで、食品ロスを減らし地球環境とお財布に優しい日としてもらおうと、食品ロス削減事業などを手がける株式会社ビューティフルスマイルが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、食品が大量に製造されるイベントの「バレンタインデー」、その一ヶ月後の「ホワイトデー」に続く一か月後で、分かりやすく4月14日とした。

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 ロスゼロとは、食品ロスをなくし、持続可能な社会を目指す取り組みのことを指します。食品ロスとは、消費されることなく廃棄される食品のことで、世界中で年間約13億トンの食品が無駄になっていると推定されています。このような状況は、資源の無駄遣いであるだけでなく、環境問題や飢餓問題とも密接に関連しています。

 ロスゼロの取り組みは、食品を製造する段階から、流通、消費に至るまでの全過程で、無駄を減らし、効率的な使用を目指します。例えば、見た目が悪いが品質に問題のない「規格外品」の活用、賞味期限が近い商品の割引販売、余剰食品の寄付や再利用などがあります。これらの取り組みにより、食品ロスを減らし、資源を有効活用することができます。

 さらに、ロスゼロの精神は、単に食品ロスを減らすだけではなく、消費者の意識改革にもつながります。食品を大切にする心、つくり手の想いを理解し、感謝する心が育まれます。これにより、食品を通じた繋がりが深まり、社会全体で持続可能な消費行動が広がっていきます。

 食品ロスを減らすことで、食料の有効活用が進み、飢餓問題の解決にも繋がります。また、環境負荷の低減にも寄与し、次世代に美しい地球を残すことができます。

 ロスゼロは、私たち一人ひとりの小さな行動から始まります。食品を購入する際の選択、食べ残しを減らす工夫、地元の食材を活用することなど、日々の生活の中で実践できることはたくさんあります。ロスゼロの取り組みを通じて、私たち全員が笑顔になれる持続可能な社会を目指しましょう。