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4月8日 木曽路「すきやきの日」

木曽路「すきやきの日」

 4月8日は木曽路「すきやきの日」。お祝いごとや家族の集まりにぴったりのこの「すきやき」の美味しさをより多くの方に知ってもらおうと、全国で飲食料理店を展開している株式会社木曽路が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、卒業、入学、就職などのお祝いごとが4月に多いことと、(4)(8)き」の語呂合わせから、4月8日とした。

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 すき焼きは、日本の伝統的な鍋料理の一つで、薄切りの牛肉を中心に、ネギ、白菜、春菊、椎茸、焼豆腐、こんにゃく、しらたき、麩などの様々な野菜や食材を、甘辛い割り下で煮込んで食べる料理です。溶いた生卵につけて食べるのが一般的で、その独特の甘辛い味わいと、具材の豊富さが特徴です。

 すき焼きの起源は、江戸時代中期に遡ります。当時、関西地方で農具の「すき」を利用して、貝や魚を焼いた「魚すき」や「沖すき」という料理がありました。その調理法を応用し、牛肉を焼いたものを「すき焼き」と呼ぶようになったとされています。これが、すき焼きの名前の由来となりました。

 すき焼きは地域によって異なる食文化を反映しており、関西と関東で調理方法に違いがあります。関東地方では、最初に調味料を鍋に入れて煮立たせ、そこに牛肉とその他の具材を入れて煮込むスタイルが一般的です。一方、関西地方では、鍋に牛脂を溶かし、牛肉を炒めた後に具材を加え、調味料で味付けをして煮込むスタイルが好まれます。

 家庭での食事はもちろん、特別な日のおもてなし料理としても親しまれています。また、牛肉以外に鶏肉や豚肉、魚介類を使用したバリエーションも楽しまれており、幅広い食材でその味わいを楽しむことができます。

 日本の冬の風物詩とも言えるすき焼きは、その歴史と伝統を今に伝える料理として、多くの人々に愛され続けています。甘辛い味わいと様々な食材の組み合わせが生み出す豊かな味のハーモニーは、食卓を彩る特別な料理として、これからも多くの人々に楽しまれるでしょう。

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