カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

4月8日 おからの日

おからの日
引用元:日本乾燥おから協会

 4月8日はおからの日。新年度が始まる時期に、栄養豊かなおからを食べて慣れない新生活での体調管理と無病息災を祈り、食べ物のありがたみや日本古来の「もったいない」の心を思い起こす機会としてもらおうと、一般社団法人日本乾燥おから協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、4月の別名の「卯月」は卯の花が咲く月が転じたとの説があり、その卯の花はおからの別名であることから、卯の花と縁の深いお釈迦様の誕生を祝う「花まつり」が行われる、4月8日とした。

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 乾燥おからは、大豆を加工する過程で生まれる副産物「おから」を乾燥させたもので、食品としても、肥料や飼料としても利用されています。この乾燥おからは、従来のおからに比べて保存性に優れ、扱いやすさから様々な料理や製品に活用される可能性を秘めています。特に、食物繊維や大豆たんぱく質が豊富に含まれているため、健康志向の高まりとともに、その需要は日に日に増しています。

 乾燥おからを日常的に摂取することによって、食物繊維の不足が補われ、腸内環境の改善や便秘解消に効果的です。また、余分な脂肪の吸着・排出によるダイエット効果や、血液中のコレステロール濃度を正常化する効果が期待されます。さらに、エネルギー代謝を高める効果も明らかになっており、ダイエット中のたんぱく源としても注目されています。

 乾燥おからの利用は、食品業界だけに留まらず、農業や畜産業においても肥料や飼料としての再利用が進んでいます。これにより、食品ロスの削減や持続可能な社会づくりに貢献しています。環境への配慮と健康への利益を両立させる乾燥おからは、これからも多方面での活用が期待される素晴らしい資源です。

 私たちの日常において、乾燥おからを上手に取り入れ、健康で環境に優しいライフスタイルを実現していくことが、これからの時代を生き抜くための一つの鍵となるでしょう。乾燥おからが持つ無限の可能性に目を向け、新たな食文化の創造に挑戦していくことが、私たち一人ひとりの幸せへと繋がるのです。