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4月9日 丸亀市×サン・セバスティアン市「チャコリの日」

 4月9日は丸亀市×サン・セバスティアン市「チャコリの日」。サン・セバスティアン市のあるバスク地方で作られる白ワインの「チャコリ」を「美食の街」を目指す丸亀市でも普及させ、国際交流の機運の醸成を図るために、1991年からスペインのサン・セバスティアン市と姉妹都市提携をしている香川県丸亀市が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、両市が姉妹都市提携の調印をした日(1991年4月9日)、4月9日とした。

チャコリ

丸亀市×サン・セバスティアン市「チャコリの日」
引用元:ウィキペディアより

 スペインのバスク地方で古くから作られている地ワイン。サン・セバスティアンという街の近郊では、伝統的にフレッシュさを残した微発泡のスタイルで作られることが多く、「エスカンシア」というボトルを高く持ち上げてグラスに当てるようにして注ぐスタイルで提供される。生産量のほとんどが白。

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 チャコリは、バスク地方を中心にスペイン北部で生産される伝統的な微発泡性ワインで、その名前はバスク語の「Txakolin」から来ています。この地ワインは特にサンセバスチャン近郊で人気があり、フレッシュな微発泡の特徴を持つ白ワインが主流です。特有の注ぎ方「エスカンシア」によって、ボトルを高く持ち上げてグラスに注ぐことで、そのフレッシュさがさらに引き立ちます。

 チャコリの生産は、主にバスク州、ナバーラ州、カンタブリア州、ブルゴス県北部で行われており、そのほとんどが白ワインですが、赤ワインやロゼワインも少量生産されています。アルコール度数は比較的低く、9.5度から11.5度の間で、その酸味と辛口が特徴です。食前酒として楽しまれることが多く、ピンチョスと共に提供されることもあります。

 チャコリの名前には複数の語源があり、その起源は完全には明らかにされていませんが、バスク地方起源であるとされています。「チャコリン」や「チャコリナ」とも呼ばれ、バスク語での定冠詞を付けると「チャコリナ」となります。また、このワインは古くからバスク地方で親しまれており、19世紀半ばには牧草地への転換によって生産量が減少しましたが、1980年代以降の品質向上とDO(原産地呼称)認定の取得によって、その魅力は増しています。

 バスク地方の文化と密接に関連するチャコリは、そのユニークな飲み方と伝統的な製法によって、スペイン国内外で注目を集めています。そのフレッシュで微発泡性の特徴は、特に春から夏にかけての暖かい季節にぴったりの飲み物として、多くの人々に愛されています。チャコリの魅力を知ることは、バスク地方の豊かな食文化と歴史を深く理解することにも繋がります。

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