カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

4月10日 100の日

 4月10日は100の日。この日を「長寿を願い、老舗の商品(店舗・施設)を利用する日」「65歳の4月10日を『終活開始日』」として定着させるために、一般社団法人人生100年時代協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1月1日から数えて100日目となることが多い(閏年では101日目)4月10日とした。

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 平均寿命の延伸によって訪れた「人生100年時代」は、私たちにとって前例のないチャレンジと機会を提供しています。これまでの人生設計では考えられなかった長い人生を、どのように豊かに過ごすかが問われています。この新たな時代の到来は、単に長生きすること以上の意味を持ち、人生の質をどう高めるか、さらには社会全体がどう変化するかを考えさせられる契機となっています。

 「人生100年時代」では、キャリアの考え方も大きく変わるでしょう。従来の一度きりの教育からの就職、そして定年退職というライフサイクルから、複数のキャリアを経験するライフステージへと移行しています。これにより、学び直しやキャリアチェンジがより一般的なものとなり、個々人の能力や関心に応じた多様な生き方が可能になります。

 また、この長い人生を支えるためには、健康の維持・管理が重要なテーマとなります。健康寿命を延ばすことで、質の高い人生を長く続けることができ、趣味やボランティア活動など、自分らしい生き方を実現できます。さらに、高齢期における社会参加の促進は、世代間交流を深め、社会全体の活力を高めることにも繋がります。

 しかし、「人生100年時代」を迎えるにあたっては、経済的な安定も大きな課題です。長い退職生活に備え、若いうちからの資産形成やライフプランの見直しが必要になります。また、社会保障制度や年金制度も、この新しい時代に合わせた改革が求められています。

 このように、「人生100年時代」は、個人にとっても社会にとっても、多くの変革を要求しています。しかし同時に、人生の可能性を大きく広げ、自分らしい人生を設計するための機会も与えています。この新たな時代をどのように生きるかは、私たち一人ひとりの選択と創造性に委ねられています。

記念日とかいろいろ