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4月19日 養育費を知る日

 4月19日は養育費を知る日。ひとり親の多くが受け取れていない養育費問題の重要性と、養育費の大切さを多くの人に知ってもらおうと、株式会社イントラストとNPO法人M-STEPが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、養育(419)」の語呂合わせから、4月19日とした。

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 養育費とは、未成年の子どもを養育するために必要な費用のことを指します。離婚や別居などで親が一緒に生活していない場合に、子どもを直接育てていない親(非監護親)が、子どもの生活費や教育費などを支援するために支払うお金です。養育費の目的は、子どもが健やかに成長できるよう経済的なサポートを提供することにあります。

 養育費の額は、子どもの養育に実際に必要な費用と、親の経済的能力に基づいて決定されます。この額は、各国の法律や裁判所の判断、または両親間の合意によって異なります。養育費の支払いは、子どもが成人するまで、または特定の条件が満たされるまで続くことが一般的です。

 養育費の支払いを巡っては、支払いの遅延や支払いがなされないといった問題が発生することもあります。多くの国では、養育費の支払いを確実に行うための法的措置が設けられており、支払いの遅延や未払いに対しては厳しい罰則が適用されることがあります。また、養育費の支払いを確保するために、給与の差し押さえや銀行口座からの直接引き落としといった方法が取られる場合もあります。

 養育費に関する合意や裁判所の命令は、子どもの最善の利益を考慮して作成されます。そのため、養育費の額や支払い方法については、子どもの成長や両親の経済状況の変化に応じて見直しが行われることもあります。養育費の問題に直面した場合は、専門家である弁護士に相談することが重要です。専門家の助けを借りることで、法律上の権利を理解し、適切な手続きを踏むことができます。

 養育費は、子どもの健全な成長と幸福を支えるための重要な財政的支援であり、親としての責任の一環です。子どもにとって最良の環境を提供するためには、両親が協力し、子どもの利益を最優先に考える姿勢が不可欠です。