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4月25日 TMS・感動新婚旅行の日

 4月25日はTMS・感動新婚旅行の日。二人の大切な思い出となる「新婚旅行」を文化として残したい、これから始まる二人の人生と言う旅で「新婚旅行」を楽しく思い出す一助となりたいとの願いが込めて、「私たちは感動を提案します。」をモットーにオリジナル新婚旅行ツアーなどを手がける株式会社トラべルマネジメントシステム(TMS)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「新婚旅行シーズンの4月に2人で行く(GO=5)」の組み合わせから、4月25日とした。

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 新婚旅行は、結婚したばかりの新婚夫婦が共に過ごす特別な旅行で、英語では「Honeymoon」と表され、その直訳である「蜜月」とも呼ばれます。この慣習は、近代以前から存在し、時代と共にその形は変化してきましたが、現代では新婚夫婦二人だけの特別な時間を過ごすための旅として定着しています。

 ハネムーンの語源は非常に興味深く、古代から中世のヨーロッパにおいて、新婚家庭で花婿に蜂蜜酒が提供されたとされます。これは、蜂蜜酒に精力増強効果があるとされていたためで、新郎新婦は約一か月間、家にこもって子作りに励んだと言われています。この期間を象徴する言葉として「ハネムーン」が生まれたと考えられています。

 19世紀初頭の英国では、結婚式後に遠方の親族を訪問する「Bridal tour」という慣習がありました。また、日本においても、新婚夫婦が妻側の実家を訪問する「里帰り」や「婿入り」という風習が存在しました。これらの慣習は、新婚旅行の原型と考えることができるでしょう。

 新婚旅行の意義は、時代や文化によって多少の変遷はありますが、根本的には新婚夫婦がお互いの絆を深め、共に新たな人生のスタートを切るための貴重な時間を提供するものです。現代では、海外旅行や国内旅行、冒険的なアクティビティから静かなリゾート滞在まで、様々な形で新婚旅行が楽しまれています。

 日本では、新婚旅行中に出来た子供を「ハネムーンベビー」と呼ぶことがあり、これは新婚旅行の甘美な記憶と家族が始まる瞬間を象徴する言葉として親しまれています。新婚旅行は、夫婦の人生の中で最初の大きなイベントの一つとして、特別な思い出となるでしょう。