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~今日は何の日?~

4月25日 志授業記念日

 4月25日は志授業記念日。記念日を通じて全国に広がりつつある「志授業」を47都道府県に普及させるのが目的。

 「全ては未来ファーストのために!」を合言葉に活動する一般社団法人 志授業推進協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「志授業」が初めて公立小学校(岐阜県羽島市立正木小学校)で行われた日(2008年4月25日)にちなんで、4月25日とした。

志授業とは

 「志授業」(こころざしじゅぎょう)とは、小中学生が「自分の人生は自分で決める」というスタートラインに立つための授業のことで、子どもたちに主体性を持って目的を考え行動することの大切さを学んでもらうもの。

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 「志授業」は、子どもたちが自分の未来や人生を自らの手で形作るための授業です。この授業の主旨は、単に知識を教えるのではなく、生徒一人一人が「自分の人生は自分で決める」という自覚を持ち、それに基づいて主体的に目標を設定し、計画的に行動する力を育むことにあります。

 具体的には、教育現場において生徒たちに自己分析を促し、自分自身の強みや弱み、興味や情熱がある分野を理解する活動から始まります。それを基に、自らの将来に対する具体的な「志」を立てる作業を行います。この過程で、教員はガイド役として生徒の自己理解を深め、適切なアドバイスを提供することが求められます。

 また、志授業では、目標達成のための計画立案や、それに向けた行動計画を立てるスキルも教えられます。生徒たちは、自分の目標に向かってどのように努力すれば良いのか、具体的なステップを学びます。こうしたプロセスを通じて、問題解決能力や計画性、さらには困難に直面した際の対処法など、生きていく上で必要なスキルを身につけていきます。

 このように「志授業」は、教室内だけに留まらない実践的な学びを提供し、生徒自身が自己成長の主体者となることを促す教育プログラムです。教育の場を通じて、子どもたちが自分自身の可能性を広げ、未来に向けて自信を持って一歩を踏み出せるように支援するのが、この授業の最終目標であると言えるでしょう。