5月1日 カリフォルニア・レーズンデー
5月1日はカリフォルニア・レーズンデー。日本でカリフォルニア・レーズンの美味しさ、高い栄養価などをさらにアピールするために、カリフォルニア・レーズン協会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、5月がカリフォルニア・レーズンとなるナチュラル・シードレスぶどうの花が咲き、実をつけ始める時期に当たることから、その最初の日である5月1日を記念日とした。
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カリフォルニア・レーズンは、その名の通りアメリカのカリフォルニア州で生産されるレーズンの総称で、世界中で愛されている乾燥果物の一つです。特にカリフォルニア州のサン・ホアキン・バレーでは、理想的な気候条件のもとでぶどうが栽培されており、これらのぶどうを原料として生産されるレーズンは、その高い品質で知られています。
カリフォルニア・レーズンの特徴の一つが、その自然な甘さです。収穫されるナチュラル・シードレスぶどうは、糖度が20~23ブリックスに達するまで熟成されています。これらのぶどうを天日で乾燥させることで、天然の果糖が凝縮され、独特のふっくらとした食感と深い甘みを持ったレーズンが生まれます。この過程で添加される砂糖は一切なく、ぶどう本来の甘さだけがレーズンに反映されています。
もう一つの大きな特徴は、その色合いです。天日乾燥の過程でメイラード反応が起こり、レーズンは自然に魅力的な茶褐色を帯びます。この色は安定しており、他の食品に色が移ることはありませんし、人工着色料や添加物は一切使用されていません。このため、カリフォルニア・レーズンは自然食品としての価値も高く評価されています。
日本においても、カリフォルニア・レーズンは非常に人気があり、輸入されるレーズンの大部分を占めています。その用途は非常に広く、パンやお菓子の材料から、直接スナックとして食べられることまで、さまざまな場面で楽しまれています。また、5月のカリフォルニア州ではぶどうの花が満開になり、新たなレーズンが生まれる準備が整います。この季節は、レーズン生産のサイクルが始まる象徴的な時期であり、自然の恵みがふんだんに含まれたカリフォルニア・レーズンがまた一年、私たちの食生活を豊かにしてくれるのです。
レーズンの豆知識
現在日本で流通しているレーズンのおよそ9割がカリフォルニア産で、その中でもトムソン・シードレスという種類が多く流通している。パンなどに入ってるレーズンは大抵これ。ほど良い酸味と種が無いことが特徴。
レーズンの栄養
ドライフルーツだけあって生の葡萄と比べると単位重さあたりの栄養価はとても高く、特に鉄分やカリウムを始めとしてミネラルや、食物繊維などが多く含まれている。