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~今日は何の日?~

5月5日 ジャグラーの日

 5月5日はジャグラーの日。パチスロ「ジャグラー・シリーズ」を製造販売する株式会社北電子が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、リール窓の左下にある「GOGO!ランプ」が点灯すれば当たりというジャグラーのゲーム性を元に、GO(5)GO(5)」の語呂合わせから、5月5日とした。

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 「ジャグラー」の開発は、会社の存続がかかった状況でスタートしました。川﨑俊也氏は「ジャグラーの父」と呼ばれ、初代「ジャグラー」の開発から深く関わり、その後のジャグラーシリーズのプロデュースを手掛けました。当時の経営危機を背景に、「100%売れる機種を作る」という強い意志のもと、開発が進められました。

 開発の初期段階では、何も決まっていなかった中、唯一確定していたのは「告知ランプ」の搭載でした。告知ランプは当時衰退していた機能でしたが、社長の強い意志により、他にはない独自性を追求することになりました。また、ジャグラーの特徴的な絵柄や色使い、告知ランプ「GOGO!ランプ」の誕生背景には、川﨑氏らの数々の試行錯誤と独創的なアイデアが込められています。

 「ジャグラー」という名前は、最終的には社長の決断により、「ピエロ」という初期案から緊急で変更されました。この急な変更は、他のメーカーが「ピエロ」という名称の商標登録をしていたためです。わずか3分で「ジャグラー」という名前が決定し、今日まで愛され続けるシリーズが誕生しました。

 川﨑氏が携わった「ジャグラー」は、単なるスロットマシンを超え、多くのファンに愛される文化的な存在にまで成長しました。その成功は、川﨑氏の情熱と創造性、そしてチーム全員の努力の賜物であり、日本のゲーム産業における重要なマイルストーンと言えるでしょう。

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