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5月12日 永平寺胡麻豆腐の日

永平寺胡麻豆腐の日
引用元:みやざき地頭鶏

 5月12日は永平寺胡麻豆腐の日。精進料理の代表格の「胡麻豆腐」の美味しさ、魅力をさらに多くの人に知ってもらうことを目的に、明治21年創業、大本山永平寺御用達として福井県永平寺町で「ごまどうふ」を作り続けている株式会社團助(だんすけ)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(5)どう(10)ふ」の語呂合わせから、5月12日とした。

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 團助の胡麻豆腐は、明治21年(1888年)に永平寺の門前町で誕生しました。創業以来、私たちは永平寺とその周辺の自然が育んだ、厳選された素材と伝統的な製法を守り続けています。團助の胡麻豆腐が持つ独特の味わいと質感は、白山水系の清らかな水、精選された胡麻、そして希少価値の高い吉野晒し本葛から生まれます。これらの素材を使い、禅の精神に基づいた手間ひまかけた製法で、一つ一つ丁寧に作り上げています。

 胡麻豆腐に使用する胡麻は、香ばしさと深いコクを引き出すために、煎り、擂る工程を丹念に3回繰り返します。この手間をかけることで、胡麻本来の豊かな風味と香りが最大限に引き出され、消化吸収にも優れた食品へと変わります。また、使用する葛は、“白い金”とも称される国産の希少な本葛で、数十回にわたる冷水でのあく抜き作業を経て、純白の澱粉を得ます。この吉野晒し本葛は、胡麻豆腐のなめらかな質感と繊細な味わいを生み出す秘訣です。

 そして、團助の胡麻豆腐を特別なものにしているのは、霊峰白山からの雪解け水を使用していることです。水の純度とミネラルバランスが、胡麻豆腐の味わいをさらに引き立て、口当たりを滑らかにしています。

 これらの選び抜かれた素材と受け継がれてきた製法により、胡麻豆腐本来の美味しさとは何かを追及し続けています。シンプルながらも深い味わい、そして心を込めたおもてなしの精神。永平寺の自然と歴史が息づく、伝統的な味わいを楽しめるでしょう。