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5月12日 LKM512の日

 5月12日はLKM512の日。ビフィズス菌「LKM512」を使用したヨーグルトのPRを目的に、協同乳業株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「LKM512」の「512」から、5月12日とした。

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 ビフィズス菌LKM512は、1997年に発酵乳から発見されたプロバイオティクスの一種で、特に腸内環境の改善に有効なビフィズス菌です。LKM512はその他の多くのプロバイオティクスと異なり、胃酸や胆汁の強い殺菌力に負けずに生きたまま腸に到達し、大腸で増殖する能力が非常に高いことが特徴です。この菌が腸に到達すると、腸内環境の改善だけでなく、便秘の解消やアトピー性皮膚炎の症状緩和など、さまざまな健康効果が期待できます。

 LKM512の特筆すべき点は、非常に高い生存率と腸内での増殖能力に加え、体に有益なポリアミンの産生能力です。ポリアミンは細胞成長や細胞修復に必要な物質であり、LKM512は腸内でこのポリアミンを効率良く生成します。そのメカニズムは、LKM512が産生する酸(酢酸・乳酸)によって刺激されるハイブリッド・ポリアミン生合成機構により、ポリアミンが腸内細菌によって作られることが、遺伝子・分子レベルでの研究により明らかにされています。

 このように、LKM512は科学的にもその有効性が証明されており、その効果は国際的な科学雑誌にも発表されています。プロバイオティクス商品が多種多様に存在する中で、LKM512は腸内環境を改善し、健康をサポートする点で、特に優れた選択肢の一つと言えるでしょう。健康な腸内環境の維持に興味がある方や、便秘、アトピー性皮膚炎などの悩みを持つ方にとって、LKM512を含むプロバイオティクス製品の利用は、大きな助けとなる可能性があります。

ビフィズス菌とは

 ビフィズス菌は、体内に住み着いている細菌、いわゆる腸内細菌の一種で、酸素があると生きていけないという特徴がある。発見されたのは1899年で、その形が「Y」の字の様に枝分かれしていることから、「分岐」という意味のラテン語から"bifidus"と名付けられ、これを日本語にする時に「ビフィズス」となった。

ビフィズス菌と乳酸菌の違い

ビフィズス菌乳酸菌
生息場所人や動物の腸管などヨーグルトなどの乳製品や、漬物、発酵食品など
酸素に対する性質偏性嫌気性(酸素があると生育できない)通性嫌気性(酸素があっても生育できる)
作りだすもの乳酸+酢酸乳酸

プロバイオティクス

 食べたときに健康に良い影響を与える微生物、またはそういった微生物を含む食品のこと。整腸作用などの健康維持効果があるとされている。乳酸菌の他にも、ビフィズス菌や納豆菌なども当てはまる。

乳酸菌

 発酵によって糖類から乳酸を生み出し、かつ悪臭の原因となる物質を作らない細菌類の総称で、その数は200種類を超える。あくまで総称であって、乳酸菌という菌がいるわけではない。乳酸菌を用いた食品としては、ヨーグルトやチーズ、味噌、醤油などがある。

記念日とかいろいろ