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5月14日 けん玉の日

けん玉の日
引用元:グローバルけん玉ネットワーク

 5月14日はけん玉の日。「けん玉で世界をつなぐ」を合言葉に、けん玉を国際的に普及させるために、一般社団法人グローバルけん玉ネットワークが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、代のけん玉の原型となる「日月ボール」を広島県呉市の江草濱次氏が考案、実用新案登録されたのが1919年(大正8年)5月14日であることから、5月14日とした。

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 けん玉は、簡素ながらも奥深い魅力を持つ伝統的な日本の玩具です。その構造はシンプルで、十字状の「けん(剣)」と、穴が開いた「玉」、そしてそれらを繋ぐ糸から成り立っています。この玩具は、玉を空中に投げ上げ、けんのさまざまな部分でキャッチする技術を競います。発祥は日本とされ、その歴史は広島県にさかのぼると言われていますが、類似の遊びは世界中で古くから存在していました。

 けん玉の魅力は、そのシンプルさにありながら、達成感と技術の向上に無限の可能性を秘めています。初心者からプロまで、年齢や経験に関係なく楽しめることが、けん玉が世界中で愛される理由です。特に21世紀に入ってからは、「KENDAMA」として海外でも広く知られるようになり、ストリートカルチャーの一環としても受け入れられています。動画サイトを通じて技を披露する文化が根付き、世界各地でけん玉のコミュニティが形成されています。

 日本では、けん玉は単なる遊びではなく、集中力や忍耐力、そして繊細な動きのコントロールを養う教育ツールとしても位置づけられています。けん玉を通じて、子供たちは自然と身体と心の調和を学び、大人たちは日常のストレスから解放される瞬間を得られます。また、けん玉は、世代間のコミュニケーションの架け橋となることもしばしば。祖父母が孫にけん玉の技を教える姿は、日本の家庭ではよく見られる風景です。

 けん玉はただの玩具ではなく、文化や歴史、そしてコミュニティを繋ぐ架け橋です。この素晴らしい伝統を次世代に伝え、世界中でその輪を広げていくことが、私たちの願いです。あなたもけん玉の世界に飛び込んでみませんか?手軽に始められるけれど、その奥深さに魅了されること間違いなし。けん玉という小さな世界が、あなたに新たな発見と喜びをもたらすことでしょう。

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