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5月18日 18リットル缶の日

 5月18日は18リットル缶の日。全国十八リットル缶工業組合連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、18リットル缶(通称・石油缶、一斗缶)はもともと5ガロン缶と呼ばれていたことから、5ガロンの「5」と、18リットルの「18」で、5月18日とした。

18リットル缶の豆知識

18リットル缶
引用元:尼崎製罐

 18リットル缶とは、その名の通り18リットルまで入る四角い缶の事。元々は石油を入れていたため石油缶と呼ばれていたが、容積がおよそ一斗(=18.0391リットル)だったため一斗缶と呼ばれるようになった。更にその後、戦後に五ガロン缶(5ガロン=18.9271リットル)へと名前が変わり、そして1959年のJIS規格改定に伴い、現在は18リットル缶と定められている。

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 18リットル缶は、その名の通り18リットルの液体を収容できる四角い形状の缶のことを指します。この容量は人が運べる最大の容量とされ、容器自体が軽く、且つ丈夫な設計になっているため、18リットルまでの液体を入れても運搬が容易です。運搬のしやすさと、多量の内容物を収容できる経済性を兼ね備えた設計が特長です。

 この缶が安価に提供される理由は、大量生産と技術革新によります。製缶や鉄鋼を扱うメーカーの努力によって生産プロセスが合理化され、高速で安定した品質の製品を実現しています。これにより、低コストでありながらも高品質な缶を提供することが可能になっています。

 丈夫さの理由は、材質がスチールであるためです。スチールは衝撃に強く、輸送中や荷役中の破損のリスクを極めて低減します。また、この強度の高さから、10段以上の積み上げが可能で、保管や輸送の効率を大幅に向上させます。

 また、18リットル缶は食品から化学物質まで、さまざまな内容物を入れることが可能です。これはスチール製でありながら内面にコーティングを施しているため、密封性が高く、内容物を光から守ることができるからです。これにより、内容物を完璧に保護することができます。

 その形状が四角い理由は、効率的な保管や輸送を実現するためです。四角形状であることによって、容倉庫や荷台のスペースを有効に活用でき、隙間なく積み上げることが可能になります。これにより、保管・輸送コストの削減に寄与し、作業効率の向上にもつながります。

 このように、18リットル缶はその形状や材質、コーティング技術によって多くのメリットを提供しています。日常生活や産業界で広く用いられる理由は、これらの特長によるものです。安価で丈夫、そして多目的に使用できる18リットル缶は、多くの人々にとって欠かせないアイテムとなっています。