5月19日 IBDを理解する日
5月19日はIBDを理解する日。IBDをより多くの人に理解してもらう日とするために、IBDネットワークとバイオ医薬品企業のアッヴィ合同会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
IBDとは
"Inflammatory Bowel Disease"の略で、日本語では「炎症性腸疾患」と呼ぶ。具体的には、潰瘍性大腸炎とクローン病の事を指す。
潰瘍性大腸炎とは
大腸に慢性的な炎症が生じて潰瘍ができる病気。血便、粘液便、下痢や腹痛などの症状が出て、良くなったり悪くなったりを繰り返す。原因不明な不治の病で難病指定されている。英語名"Ulcerative Colitis"を略してUCと呼ばれる事もある。
クローン病とは
消化管に縦長あるいは不整型の潰瘍が出たり、粘膜が腫れたり、内腔面が狭くなったりする病気。主な症状として腹痛、下痢、発熱、肛門病変などがある。
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IBD(Inflammatory Bowel Disease=炎症性腸疾患)とは、主に潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis、UC)とクローン病(Crohn's Disease、CD)の二つの病気を指します。これらは腸に慢性的な炎症を引き起こす疾患であり、大腸のみならず、クローン病の場合は小腸を含む消化管全体に炎症が生じることが特徴です。
潰瘍性大腸炎は大腸の内側、粘膜層に限局した炎症と潰瘍を特徴とし、主な症状としては、下痢、血便、腹痛などが挙げられます。10代から20代の若年層に多く発症し、ストレスや食生活など複数の要因が絡み合って発症すると考えられていますが、その正確な原因は未だ解明されていません。
一方、クローン病は消化管のどの部分にも炎症が生じる可能性があり、特に小腸と大腸に症状が現れやすいです。この病気の特徴としては、消化管の全層にわたる炎症が見られ、潰瘍や狭窄(せばまり)、瘻孔(ろうこう)などを生じることがあります。若い世代に多く見られ、食事管理が必要とされることが多いですが、こちらも発症の詳細なメカニズムは不明です。
IBDは再発と寛解を繰り返すことが多く、患者の生活の質(QOL)に大きな影響を及ぼします。そのため、NPO法人IBDネットワークをはじめとする患者団体では、患者や家族の支援、疾患の啓発活動、制度改善のための提言など、患者のQOL向上に向けた幅広い活動を展開しています。
IBDの治療には、症状の緩和や再発の予防を目指した薬物療法、病状に応じた食事療法、必要に応じて外科手術などがあります。しかし、根本的な治療法はまだ確立されておらず、継続的な研究と患者サポートが求められています。
記念日とかいろいろ
5月の記念月間など
5月の記念週間など
病気の記念日
- 世界がんの日(2月4日)
- ばい菌ゼロの日(2月10日)
- 世界リンパ浮腫の日(3月6日)
- 子宮体がんの日(3月9日)
- 未病の日(3月20日)
- 世界ダウン症の日(3月21日)
- 世界結核デー(3月24日)
- 世界自閉症啓発デー(4月2日)
- 子宮頸がんを予防する日(4月9日)
- 新型インフルエンザ対策の日(4月13日)
- 小児がんゴールドリボンの日(4月25日)
- 世界マラリアデー(4月25日)
- 失語症の日(4月25日)
- 水俣病啓発の日(5月1日)
- ゴーシェ病の日(5月4日)
- キッズの日はキズケアの日(5月5日)
- HAE DAY(5月16日)
- IBDを理解する日(5月19日)
- 難病の日(5月23日)
- 摂食嚥下障害克服のためのゴックンの日(5月9日)
- むずむず脚症候群の日(6月2日)
- 水虫治療の日(6月4日)
- ロコモ予防の日(6月5日)
- むち打ち治療の日(6月7日)
- 緑内障を考える日(6月7日)
- 国際アルビニズム(白皮症)啓発デー(6月13日)
- 認知症予防の日(6月14日)
- 世界献血デー(6月14日)
- がん支えあいの日(6月21日)
- ドラベ症候群の日(6月23日)
- らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日(6月22日)
- 日本重症筋無力症の日(6月2日)
- 世界肝炎デー(7月28日)
- 血管内破砕術(IVL)の日(8月31日)
- 骨盤臓器脱 克服の日(9月9日)
- 大腸がん検診の日(9月1日)
- ライソゾーム病の日(9月22日)
- 「医療的ケア児・者」支援の日(9月18日)
- かぜ備えの日(9月29日)
- 乳がん検診の日(10月1日)
- ALDの日(10月2日)
- 糖尿病とこころの日(10月9日)
- 世界血栓症デー(10月13日)
- 医療用ウィッグの日(10月19日)
- 床ずれ予防の日(10月20日)
- 世界糖尿病デー(11月14日)
- 口腔がん検診の日(11月15日)
- 難聴ケアの日(11月3日)
- 世界エイズ・デー(12月1日)
- 肝炎医療コーディネーターさんありがとうの日(12月3日)