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5月19日 小諸・山頭火の日

小諸・山頭火の日
引用元:ウィキペディアより

 5月19日は小諸(こもろ)山頭火(さんとうか)の日。1936年(昭和11年)5月19日に俳人の種田山頭火が長野県小諸市の中棚荘(当時は中棚鉱泉)に投宿。その日の日記に「熱い湯に入れて酒が飲めるのがいい」と記載していたことから、中棚荘が制定し、日本記念日協会が認定した。

 敷地内には山頭火の句碑も建てられている。

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 種田山頭火は、日本の自由律俳句を代表する俳人の一人です。山口県に生まれた山頭火は、若い頃から俳句に親しみ、多くの句を残しています。特に独自の生き方として、各地を放浪しながら詠んだ句は、多くの人々に愛されています。自由律俳句の分野で、尾崎放哉とともに高く評価されており、二人は共に酒に溺れた生活を送りながらも、独特の句世界を築き上げました。

 山頭火の人生は、幼い頃に母を自殺で失うという悲しい出来事から始まりました。この出来事は彼の生涯に深い影響を与え、放浪の旅へと彼を駆り立てる一因となりました。また、彼の名前「山頭火」には、彼自身が選んだ意味が込められており、その背景には深い物語があります。

 彼の生涯は、放浪と句作に捧げられました。晩年は資金に困りながらも、精力的に日記をつけ、多くの句を残しました。それらの作品は、彼の死後に多くの人々に読まれ、今もなお多くの人々に影響を与え続けています。山頭火の句は、彼の生きた証として、日本文学において重要な位置を占めています。