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5月20日 水なすの日

 5月20日は水なすの日。水なすの美味しさをもっと多くの人に知ってもらうために、大阪府漬物事業協同組合が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、この頃から夏に向けて水なすが美味しくなることから、5月20日とした。

水なすの豆知識

水茄子
引用元:北野農園

 ナスの品種群の1つで、特に大阪南部で栽培されている泉州水なすが有名。水分が多く灰汁が少ないため生でも食べる事が出来る。

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 水なすは、大阪府泉州地域を主な産地とする、非常に瑞々しくて甘みが強いなすです。たまご型の形状が特徴で、約90%以上が水分というから驚きです。その水分の多さから、「水なす」という名前がつけられました。皮が薄く、灰汁が少ないため、生食でもその美味しさを楽しむことができる希少な品種です。漬物にすると、その甘みとシャキシャキした食感がさらに引き立ちます。

 水なすの栽培は、泉州地域の豊かな自然環境と、伝統的な栽培技術に支えられています。この地域は、温暖な気候と、水なす栽培に欠かせないため池が数多く存在し、安定した水供給が可能です。また、海に近い砂地質の土壌は、水なすにとって育ちやすい環境を提供しています。泉州地域の水なす農家では、浜側と山側で微妙に異なる土質や気温差を活かし、形や味に特徴のある水なすを栽培しています。

 美容やダイエットを意識されている方にとって、水なすは理想的な食材です。生の状態で100gあたりわずか18キロカロリー、ぬか漬けにしても30キロカロリーと非常に低カロリーながら、栄養価が高いのが魅力。この希少な水なすをぜひ、あなたの食卓に取り入れてみませんか?生食はもちろん、漬物や料理に使って、その瑞々しさと甘みを存分にご堪能ください。大阪泉州地域の誇る特産品、水なすを通じて、日本の四季を感じさせる食文化をお楽しみください。