カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

5月22日 ほじょ犬の日

 5月22日はほじょ犬の日。身体障害者補助犬法の更なる認知度向上を図るために、社会福祉法人日本介助犬協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、2002年5月22日に身体障害者補助犬法が成立したことから、5月22日とした。

 日本介助犬協会は一人でも多くの肢体不自由者が自立と社会参加を果たせるように、良質な介助犬の育成、高度な知識と技術を有する介助犬訓練者の養成などを行っており、愛知県長久手市に介助犬総合訓練センターがある。

補助犬とは

 身体障害者補助犬の略。身体障害者補助犬法により「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」の三種類が認められており、「著しい損害」が生じない限り、「同伴を拒んではならない」と定められている。

◆◆◆

 補助犬は、身体に障害を持つ方々の生活をサポートするために訓練された犬であり、日本では「身体障害者補助犬法」に基づき、盲導犬、介助犬、聴導犬の三種類に分類されます。これらの犬は、障害のある人々がより自立した生活を送ることを助け、社会参加を促進する大切な役割を果たしています。

 盲導犬は、視覚障害者の移動を支援します。障害物の回避、歩道の案内、信号の位置の特定など、安全に外出できるように訓練されています。介助犬は、肢体不自由な人のために物を拾ったり、ドアを開け閉めしたり、さまざまな日常生活の支援を提供します。聴導犬は、聴覚障害者に代わって電話やドアベル、火災報知器などの音を知らせ、危険から守る役割を持ちます。

 これらの補助犬は、専門の訓練機関で厳しい訓練を受け、選ばれた犬だけが補助犬として認定されます。補助犬としての生活は、一般の家庭犬とは異なり、高い集中力と忍耐力が求められるため、その訓練と選抜は非常に重要です。

 身体障害者補助犬法では、補助犬とその使用者の権利が保護されており、公共の場所や交通機関、飲食店などでの補助犬の同伴が認められています。これにより、障害を持つ人々が社会の中でより活動しやすくなることを目指しています。補助犬の存在は、障害を持つ人々にとってだけでなく、社会全体にとっても大きな価値を持ち、理解と支援が広がることで、より包括的な社会の実現に貢献しています。