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5月24日 長湯温泉「源泉のかけ流し」記念の日

 5月24日は長湯温泉「源泉のかけ流し」記念の日。長湯温泉は古くから名湯として知られ、その「日本一の炭酸泉」とも言われる泉質の良さと、源泉かけ流しの魅力を多くの人に知ってもらうために、大分県竹田市の長湯温泉旅館組合が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、2006年5月24日に「源泉のかけ流し」を宣言したことから、5月24日とした。

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 長湯温泉は大分県の久住山系の東麓、直入町に位置する歴史ある温泉地です。この温泉は、古くから岡藩主中川久清公をはじめとする藩主や藩士によって湯治場として利用されてきたことで知られ、その歴史と伝統は今に受け継がれています。現在でも、古き良き湯治場の魅力を持ちながら、ドイツ・バードクロチンゲンとの姉妹都市関係を通じて国際的な交流を深めています。このつながりから、町のあちこちにドイツ文化が息づいており、建築様式や飲泉所、さらにはドイツワインなど、ドイツの伝統と文化を感じることができるのが特徴です。

 長湯温泉の泉質は、血行を促進し、神経痛や心臓病に効果があるとされています。また、飲用することで胃腸の働きを活発にし、胃腸病や便秘にも効果があると言われており、これらの効能は「飲んで効き 長湯して利く 長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬」と称えられています。その泉質は、世界屈指の炭酸泉としても知られており、ほとんどの施設が独自の源泉を持つため、湯質や色がそれぞれ異なります。この多様性は、訪れる人々に自分の肌に合う温泉を探す楽しみを提供しています。

 長湯温泉は、与謝野晶子をはじめとする多くの文人墨客にも愛されてきました。その結果、温泉地には彼らのゆかりの歌碑が点在しており、温泉と文化が融合した独特の雰囲気を楽しむことができます。自然に囲まれた環境でのんびりとした散歩をしながら、心と体を癒やす温泉を探してみるのは、訪れる人々にとって大きな喜びの一つです。

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