5月22日 抹茶新茶の日
5月22日は抹茶新茶の日。香り風味豊かで新緑の季節に合う抹茶の新茶をより多くの人に知ってもらい、新しい抹茶の魅力や楽しみ方を伝えていくために、静岡県の丸七製茶株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、「茶」の字を分けると「十」「十」「八十八」とすり、合計で百八になることから、立春から数えてほぼ108日目にあたる、5月22日とした。
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抹茶は、その深い歴史と文化を持ち、日本茶の一種として世界中で愛され続けている特別な飲料です。その製造過程は非常に繊細で、日本茶業中央会によると、「抹茶」とは、覆い下で栽培された生葉を揉まずに乾燥させた碾茶を、茶臼で挽いて微粉状にしたものを指します。この過程では、茶臼での挽き方に限定されず、他の方法で微粉末にしても「抹茶」と呼ぶことができます。
抹茶の原料となる碾茶の選別は、茎や葉脈を取り除き、柔らかく味わい深い葉肉部分のみを使用します。こうして厳選された仕立碾茶を石臼で挽くことで、美しい緑色の抹茶が生まれます。この細かい粒子は5〜10ミクロン程度と非常に微細で、そのために抹茶特有の滑らかな口当たりと豊かな香りが生み出されます。
抹茶は上級品ほどその香りが高く、苦渋みが少なくまろやかな味わいを楽しむことができます。また、その色合いも上級品になるほど鮮やかな緑色をしており、この品質の差は栽培方法や加工技術にかかるコストが反映されています。抹茶の栽培には適切な肥料が必要であり、また遮光設備を用いることで、香りを高め、苦渋みを抑えることが可能になります。
美容や健康に良いとされるビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでおり、「天然のサプリメント」とも呼ばれています。抹茶一杯で、茶葉そのものをまるごと摂取することができるため、抹茶特有の栄養素を効率よく体内に取り入れることが可能です。
今、この伝統ある抹茶を、あなたの日常に取り入れてみませんか?心を落ち着かせる香り高い一杯で、日々の疲れを癒し、美味しく健康をサポートします。抹茶は、瞬間を特別なものに変える魔法のような飲料です。抹茶の深い味わいとその歴史を、ぜひ一度ご体験ください。