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5月12日 こてっちゃんの日

 5月12日はこてっちゃんの日。「こてっちゃん」を更に多くの人に食べてもらうため、食肉等の製造販売などを手掛けるエスフーズ株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、こてつ(512)」の語呂合わせから、5月12日とした。

こてっちゃん

こてっちゃんの日

 1982年7月に発売開始した味付けホルモン。発売当時、焼き肉屋では牛の大腸を「てっちゃん」という名前で提供していたことから、小腸を使ったこの商品を小さいてっちゃんということで「こてっちゃん」と名付けた。

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 こてっちゃんは、エスフーズ株式会社、および伊藤ハム株式会社が販売する、牛の小腸を使用した加工品の商標です。この商品名は、朝鮮語で牛の大腸を意味する「テッチャン」に、小さいという意味の「こ」を組み合わせたもので、牛の小腸を原料としています。1982年にエスフーズ(当時はスタミナ食品株式会社)から発売されたこてっちゃんは、味付けされた牛白もつを家庭で手軽にフライパンで炒めて楽しむことができる商品として人気を博しています。

 開発の背景には、創業者の森島征夫氏が戦後の闇市で食べたホルモンの味が忘れられず、内臓肉の販売を開始したこと、そして1972年に米国で廃棄されていた牛の内臓を食材として開発し、輸入を開始したことがあります。一般消費者にはなじみが薄かった牛の小腸を使い、炒める加工品として商品化することに成功しました。その結果、硬さ、臭い、見た目の悪さを克服し、1982年7月に市場に投入されました。

 テレビCMでは「甲子園の味」というキャッチフレーズで、財津一郎をはじめ、ぼんちおさむや小堺一機、山田まりやなどが出演し、特に財津が出演したCMは商品の知名度を高めました。また、BSEによるアメリカ産牛肉の禁輸措置による一時的な販売休止を経て、2007年4月にオーストラリア産原料を使用しての販売再開、その後全国販売が再開された経緯があります。

 現在では、「こてっちゃん コク味噌味」「こてっちゃん 旨み醤油味」「こてっちゃん 旨辛コチジャン味」といった複数のフレーバーが販売されており、さらに豚もつを使用した「とんてっちゃん」も展開しています。こてっちゃんは、その独特の味わいと手軽に楽しめる利便性で、多くの家庭で親しまれている商品として、長年にわたり愛され続けています。

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