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5月14日 マーマレードの日

マーマレードの日

 5月14日はマーマレードの日。イギリスで2006年から開催されている世界最大級のマーマレードの祭典「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル」の第1回日本大会が2019年5月14日に開幕したことを記念して、ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会実行委員会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、オレンジデー(4月14日)の1ヶ月後である、5月14日とした。

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 マーマレードは、かんきつ類の果実や果皮を主材料とするジャム類の一種であり、その独特の風味が多くの人々に愛されています。このジャムの特徴は、果物本来の甘さと、果皮由来の苦みが絶妙に融合している点にあります。この苦みが大人の味わいを演出し、独特の風味を引き立てています。主に使用される果実にはオレンジ、夏ミカン、ユズ、グレープフルーツなどがあり、これらの果実を使って独自の製法で作られます。

 製造過程では、まず果実と皮を分け、皮は細かく千切りにして水に浸します。この工程により、皮の苦みを適度に抽出し、マーマレード特有の味わいの基を作ります。その後、果実から果汁を絞り出し、皮と一緒に煮込みます。皮が柔らかくなったら砂糖を加え、ペクチンの作用でゲル状になるまで煮立てます。ペクチンは果実に含まれる天然のゲル化剤で、ジャムやマーマレードのとろみを出す重要な役割を果たします。

 マーマレードの名前の由来は、ポルトガル語の「マルメロ」(西洋カリン)から来ており、酸味が強くそのままでは食べにくかったマルメロを加工したペースト状の食品が「マーマラーデ」と呼ばれていました。また、スペインではシビルオレンジを使ったマーマラーデの類似の製品が作られ、これが「マーマレード」として知られるようになりました。

 マーマレードはその独特の味わいから、トーストやクラッカーに塗るだけでなく、お菓子作りの材料や料理の風味付けなど、幅広い用途で使用されています。苦みと甘みのバランスが絶妙なマーマレードは、食卓に欠かせない一品として、世界中の人々に親しまれ続けています。

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