カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

5月20日 子連れの日

 5月20日は子連れの日。様々な場所に子どもを連れて行けるような思いやりあふれる寛容な社会を築きたいとの願いから、子ども連れでのビジネス講座などを手がける京都府京都市の一般社団法人ぷちでガチが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、子連れ(5 20)」の語呂合わせから、5月20日とした。

 「ぷちでガチ」とは子ども(ぷち)と一緒に本気(ガチ)で日本を元気にするという意味。

◆◆◆

 子どもを連れて様々な場所に気兼ねなく訪れることができる社会は、ただ子どもにとって優しいだけではありません。障害のある人、高齢の人など、あらゆる人が暮らしやすい環境を意味します。このような社会を実現するためには、私たち一人ひとりが思いやりと寛容さを持ち合わせ、誰もが快適に過ごせる場所を増やしていく必要があります。

 子ども連れで行ける機会や場所を増やす取り組みは、多様な人々が共存する社会を築く第一歩です。例えば、レストランや公共施設、交通機関などでのバリアフリー化を進めること、騒音や振る舞いに対する柔軟な対応を心がけることが挙げられます。これらの取り組みは、子どもだけでなく、車いすを使用する人、視覚や聴覚に障害のある人、高齢で移動が困難な人など、多くの人にとって利便性の向上を意味します。

 また、これらの取り組みを通じて、子どもたちは多様性と包摂の大切さを学び、障害や年齢、文化の違いを超えた共生の精神を育むことができます。子どもたちがこのような価値観を持つことで、将来的にはより寛容で思いやりのある社会が実現するでしょう。

 私たちは、日常の小さな配慮から始めて、誰もが快適に暮らせる社会の構築に貢献できます。公共の場での配慮、建築やサービスのデザインにおけるアクセシビリティの向上、そして何より、異なるニーズを持つ人々への理解を深めることが重要です。子ども連れでの外出をきっかけに、すべての人が暮らしやすいバリアフリーな世界を目指しましょう。