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5月28日 生理をジェンダーレスで考える日

 5月28日は生理をジェンダーレスで考える日。女性の生理に関して男性の理解が得られにくい状況を変え、男女間の生理に対する知識のギャップやタブーの払拭など、生理について性別に関係なく考える日を作ることでみんながより生きやすい社会を築くために、沖縄キリスト教学院大学の学生が結成したチーム「Ladybird(レディーバード)」が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、女性の生理は平均28日周期で5日間続くことから、28日分の5日間のことをみんなで考える日にしたいとの思いで、5月28日とした。

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 女性の生理に対する理解を深めることは、性別を超えた共感とサポートの基盤を築く上で非常に重要です。生理は女性の身体が月に一度経験する自然な生理現象であり、それに伴う不調や心理的な変化は、女性の日常生活や仕事に大きく影響を及ぼすことがあります。しかし、長らく生理に関する話題はタブー視されがちであり、男性と女性間での知識や理解のギャップが存在しているのが現状です。

 このギャップを埋め、より寛容な社会を目指すためには、まず生理に関する正確な情報を共有し、性別に関係なく学ぶ機会を設けることが重要です。学校教育での性教育の充実や職場でのセミナー開催など、生理の基礎知識やそれに伴う身体的、精神的な変化について理解を深める取り組みが求められます。また、生理に関する悩みや不安をオープンに話せる環境を作ることで、男性も女性の経験に寄り添い、支援する方法を知ることができます。

 さらに、生理用品の購入や生理休暇の導入など、生理に関わる具体的なサポート策を社会全体で考え、実践することも大切です。これにより、生理を個人の問題ではなく、社会全体で支え合うべき課題として捉えることができるようになります。

 生理に関するオープンなコミュニケーションと理解の促進は、男女間の健全な関係を築くための第一歩です。性別を超えた共感とサポートが得られることで、女性が生理による不調や制約を抱え込むことなく、より快適に日常生活を送れるようになります。また、このような取り組みは、性の多様性や個々の健康に対する理解を深めるきっかけともなり得ます。生理に関する知識の共有と理解の拡大は、より寛容で健康的な社会を実現するための重要なステップであると言えるでしょう。