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5月28日 電柱広告の日

電柱広告の日
引用元:全国電柱広告連合会

 5月28日は電柱広告の日。業界全体が一丸となって活動する旗印としながら、電柱広告の知名度を上げ、関係者のモチベーションを高めることで事業促進を図ることを目的に、全国の電柱広告関連団体約400社で組織される全国電柱広告連合会全国電柱広告連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、1890年5月28日に日本で初めて警視庁から東京麹町界隈を限定とした電柱広告が許可されたことから、5月28日とした。

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 電柱広告とは、電力会社や電気通信事業者が設置管理する電柱に掲載される広告のことで、公共のインフラを利用した広告媒体です。この広告形態は、街の至る所にある電柱を活用することで、地域の人々の目に触れやすく、特に道案内や商品・サービスの宣伝において高い効果を発揮します。1889年5月28日に東京の「麹町区飯田町2丁目」と「麹町区麹町通」にて、国内で初めての広告掲出許可が出されたことから、「電柱広告の日」として記念されています。

 電柱広告の形態には主に「突出広告」と「巻付広告」の二種類があり、前者は遠くからでも見やすい通行者や車の誘導に適しており、後者は歩行者から見て目の高さにあるため注視されやすい特徴を持っています。このように、電柱広告はその設置場所や形状によって様々な情報伝達のニーズに応えることが可能です。

 さらに、電柱広告は商業活動の支援だけでなく、地域社会における公共の安全や文化振興などに貢献しています。防災表示や交通安全表示、防犯表示といった公共性の高い情報の掲出を通じて、安全で安心した街づくりをサポートしているのです。また、観光や文化イベント、地域応援などの情報を伝えることで、地域の魅力を内外に発信し、地域振興にも一役買っています。

 このように、電柱広告はその便利さと公共性から、地域社会の生活に深く根ざした広告媒体として、今もなお多くの人々に利用され続けています。365日、同じ場所で情報を発信し続ける電柱広告は、地域密着型の広告としてその価値を高めており、今後もその役割はさらに重要なものとなっていくことでしょう。