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5月5日 関西吹奏楽の日

関西吹奏楽の日

 5月5日は関西吹奏楽の日。関西一円から吹奏楽愛好者が集い、先人に感謝をするとともに、関西の吹奏楽の発展への寄与のために、関西吹奏楽功労者の碑管理委員会が制定し、日本記念日が認定した。

 日付は、関西の吹奏楽文化の発展に寄与した人々の功績を称える「関西吹奏楽功労者の碑」を兵庫県西宮市のえびす宮総本社西宮神社に建立した日(2021年5月5日)から、5月5日とした。

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 吹奏楽は、管楽器を主体として演奏される音楽の総称であり、その魅力は多岐にわたります。一般に西洋の木管楽器、金管楽器を中心に、打楽器や一部の弦楽器、特殊楽器を加えた編成で演奏されることが特徴です。この音楽形態は、軍楽隊や国民の士気を鼓舞するための実用音楽から発展しましたが、現代ではコンサートホールでの演奏会やマーチングバンドなど、多様な形で楽しまれています。

 吹奏楽の最大の魅力は、一人ひとりが主役になれることです。全員が協力して一つの音楽を作り上げるプロセスは、団体演奏ならではの経験を提供します。また、各演奏者は自己表現の機会を得ることができ、楽器を通じて自分自身の感情や想いを表現することが可能です。このようにして、演奏する人によって異なる音色やリズムが生まれ、集団の中で個々の音色を披露する喜びを感じることができます。

 さらに、吹奏楽部に所属することで自信をつけることができます。練習を重ねることで技術が向上し、コンクールなどの本番で良い結果を出せた時の達成感は、演奏者の自信に繋がります。また、失敗を経験することもありますが、そのような経験を乗り越えることで、さらに強い結束力や自信を育むことができます。

 吹奏楽部では、コミュニケーション能力も養われます。同じ楽器を演奏する仲間同士で意見交換を行うことで、より良い演奏を目指すコミュニケーションが自然と行われます。これにより、人とのコミュニケーション能力が身につくとともに、協調性や協力する精神も育まれます。

 最後に、吹奏楽は演奏を通じて観客に感動を与えることができる芸術形態です。演奏者が一体となって創り上げる音楽は、聴く人の心を動かし、喜びや感動を共有することができます。これは、吹奏楽が持つ大きな魅力であり、多くの人々に愛され続ける理由の一つです。

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