5月9日 摂食嚥下障害克服のためのゴックンの日
5月9日は摂食嚥下障害克服のためのゴックンの日。
口から食べる「摂食」と、口の中の食べ物を飲み込んで胃へと運ぶ「嚥下」を意識してもらうことで摂食嚥下障害を克服し、高齢になっても元気で豊かな人生を送れる人を増やすのが目的。
佐賀県佐賀市の摂食嚥下リハビリの専門家として知られる本多知行医師が制定し、日本記念日が認定した。
日付は、「
最期まで口から食べられる人を増やすために「ゴックン」を意識してもらうイベントなどを開催。
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摂食嚥下障害は、食べることや飲み込むことに困難を伴う状態を指し、これにより食物の摂取が難しくなることがあります。この障害は、食物の認識から咀嚼、舌での食物の移動、そして嚥下反射に至るまでの一連の過程に影響を及ぼし、食物や水分の摂取が安全かつ効率的に行えない状態です。
摂食嚥下障害の症状には多岐にわたり、食物を口に入れてもうまく噛めない、口からこぼれ落ちる、飲み込むのに時間がかかる、飲み込んだ後にむせる、食後に痰が増えるなどがあります。これらの症状は、患者の生活の質を大きく低下させるだけでなく、低栄養、脱水、さらには肺炎などの重篤な健康問題を引き起こすリスクがあります。
成人における摂食嚥下障害の主な原因としては、脳梗塞やその他の脳血管疾患が挙げられます。これらの疾患によって脳の特定の部分が損傷を受けると、食事に関連する神経回路が影響を受け、嚥下機能が低下します。また、高齢者では筋力の低下が原因で咀嚼力が弱まり、食べ物を十分に噛むことができなくなることもあります。さらに、のど仏の位置の下降によって、食物が気管に入ることを防ぐための重要な反射動作が機能しづらくなることもあります。
その他にも、口内や喉の病気、首周りの動きが悪くなることによる障害など、さまざまな要因が摂食嚥下障害の発生に関与しています。このため、摂食嚥下障害の診断と治療は、多職種の専門家による包括的なアプローチが必要とされ、栄養状態の評価、食事の調整、リハビリテーションなどが組み合わされます。個々の患者に合わせた適切な介入によって、摂食嚥下障害の影響を軽減し、患者の生活の質を改善することが目指されます。
記念日とかいろいろ
5月の記念月間など
5月の記念週間など
5月9日の記念日
病気の記念日
- 世界がんの日(2月4日)
- ばい菌ゼロの日(2月10日)
- 世界リンパ浮腫の日(3月6日)
- 子宮体がんの日(3月9日)
- 未病の日(3月20日)
- 世界ダウン症の日(3月21日)
- 世界結核デー(3月24日)
- 世界自閉症啓発デー(4月2日)
- 子宮頸がんを予防する日(4月9日)
- 新型インフルエンザ対策の日(4月13日)
- 小児がんゴールドリボンの日(4月25日)
- 世界マラリアデー(4月25日)
- 失語症の日(4月25日)
- 水俣病啓発の日(5月1日)
- ゴーシェ病の日(5月4日)
- キッズの日はキズケアの日(5月5日)
- HAE DAY(5月16日)
- IBDを理解する日(5月19日)
- 難病の日(5月23日)
- 摂食嚥下障害克服のためのゴックンの日(5月9日)
- むずむず脚症候群の日(6月2日)
- 水虫治療の日(6月4日)
- ロコモ予防の日(6月5日)
- むち打ち治療の日(6月7日)
- 緑内障を考える日(6月7日)
- 国際アルビニズム(白皮症)啓発デー(6月13日)
- 認知症予防の日(6月14日)
- 世界献血デー(6月14日)
- がん支えあいの日(6月21日)
- ドラベ症候群の日(6月23日)
- らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日(6月22日)
- 日本重症筋無力症の日(6月2日)
- 世界肝炎デー(7月28日)
- 血管内破砕術(IVL)の日(8月31日)
- 骨盤臓器脱 克服の日(9月9日)
- 大腸がん検診の日(9月1日)
- ライソゾーム病の日(9月22日)
- 「医療的ケア児・者」支援の日(9月18日)
- かぜ備えの日(9月29日)
- 乳がん検診の日(10月1日)
- ALDの日(10月2日)
- 糖尿病とこころの日(10月9日)
- 世界血栓症デー(10月13日)
- 医療用ウィッグの日(10月19日)
- 床ずれ予防の日(10月20日)
- 世界糖尿病デー(11月14日)
- 口腔がん検診の日(11月15日)
- 難聴ケアの日(11月3日)
- 世界エイズ・デー(12月1日)
- 肝炎医療コーディネーターさんありがとうの日(12月3日)