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~今日は何の日?~

6月1日 チューインガムの日

 6月1日はチューインガムの日。平安時代より、元日と6月1日は「歯固めの日」として、かたい餅などを食べて健康増進を図る風習があったことから、チューインガムを通じて、噛むことの大切さを考えてもらおうと、日本チューインガム協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

ガムの豆知識

チューインガムの日

 チューインガムの起源は西暦300年頃の中央~南アメリカにあるとされており、その一帯に生えていたサポディラと呼ばれる木の樹液の塊を噛む習慣から始まったと言われている。日本に入ってきたのは大正時代で、戦後の西洋化に合わせて急速に普及した。

 ちなみに、ガムが服にくっついてしまった時は、あまり時間が経っていなければ氷や冷蔵庫などで冷やすと上手く取れる。

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 ガムは、咀嚼(そしゃく)することでさまざまな健康効果をもたらす、日常生活において手軽に楽しめる食品です。ガムの基本的な成分は、ガムベースに糖類や香料、そして時には機能性成分が加えられたものであり、その種類は非常に多岐にわたります。歴史的には、古代文明でも樹脂を噛む習慣があり、現代のガムはその進化形とも言えます。

 ガムを噛む行為自体には、口内の清潔を保つ、ストレス軽減、集中力の向上といった効果が期待されています。具体的には、ガムを噛むことで唾液の分泌が促進され、口内の洗浄作用が働くため、口臭の予防や虫歯予防に役立ちます。また、噛む動作がストレスの軽減に繋がり、仕事や勉強中の集中力の向上にも効果的です。

 風船ガムと板ガムの違いは、主にガムベースの材質にあります。風船ガムは、空気を吹き込むことで大きく膨らむように設計されており、そのために酢酸ビニル樹脂を使用して丈夫で伸びやすい特性を持たせています。一方、板ガムはチクルなどの植物性樹脂を主成分とし、風船を膨らませることは想定していません。

 また、ガムを噛むことで眠気を抑える効果があるとされ、運転中や勉強中など、集中を保ちたいときに役立つとされています。さらに、ガムを噛むことが運動能力の向上に寄与する可能性も指摘されており、スポーツ選手の間でも利用されています。

 しかし、ガムを噛むことで生じる様々な効果には、個人差があることを理解しておく必要があります。また、ガムを飲み込んでしまった場合でも、通常は消化吸収されずに体外に排出されるため、特に心配する必要はありませんが、習慣的に飲み込むことは避けた方が良いでしょう。

 ガムは、ただ楽しむだけではなく、その咀嚼行為がもたらす多様な効果を理解することで、より賢く日常生活に取り入れることができます。健康管理や生活の質の向上の一助として、適切にガムを利用していきたいものです。

記念日とかいろいろ

お菓子の記念日