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6月2日 むずむず脚症候群の日

 6月2日はむずむず脚症候群の日。むずむず脚症候群に苦しむ人を救うため、また睡眠医療認定病院で適切な診断を受けられるようにと、むずむず脚症候群友の会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、友の会が創立した日であることと、むずむず(6262)」の語呂合わせから、6月2日とした。

むずむず脚症候群とは

 主に脚の内部に虫が這うような異常感覚が生じる疾患。国内の患者数は2~5%程度と言われている。「レストレスレッグス症候群」「下肢静止不能症候群」とも言う。

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 むずむず脚症候群(RLS・Restless Legs Syndrome)は、主に夕方や夜間に脚内部に生じる不快な感覚とそれに伴う強い動かす衝動を特徴とする神経系の疾患です。患者さんはしばしばこの感覚を「むずむずする」「虫が這うような感じ」「ほてる」「炭酸が泡立つような感じ」「ちりちりする」と表現します。この病気は睡眠障害を引き起こし、日中の生活の質(QOL)に大きく影響を及ぼします。

 RLSの有病率は地域によって異なりますが、欧米では一般人口の5~15%に見られるとされており、日本では約2~5%、つまり200万~500万人が潜在的なRLS患者であると推定されています。RLSは女性に多く見られ、特に中高年齢層に顕著ですが、子どもにも発症することがあります。

 RLSの原因は完全には解明されていませんが、一次性(特発性)RLSでは特定の原因が見つかっていません。一方、二次性RLSでは、鉄欠乏や腎不全、妊娠、末梢神経障害など、他の健康状態が影響している場合があります。特に、妊娠中の女性の約2割に見られることもあり、多くの場合は授乳期が終わると自然に解消します。

 RLSの治療には、ライフスタイルの変更、鉄分補給、薬物療法などがあります。鉄欠乏が原因の場合、鉄分の補給によって症状が改善することがあります。しかし、RLSは加齢とともに症状が悪化する傾向があり、一時的な症状の軽減後に再発することもあります。そのため、適切な診断と治療が重要となりますが、RLSはまだ一般的にはあまり知られておらず、適切な治療を受けられていない患者も少なくありません。

 RLSの遺伝性については、一次性RLSの患者において近親者にもRLSの症状が見られる場合が多く、約20%の患者に遺伝的要素があると考えられています。間違われやすい疾患には、線維筋痛症、ADHD、甲状腺機能亢進症、パーキンソン病、うつ病などがあり、これらの症状とRLSの症状が類似しているため、正確な診断が求められます。

記念日とかいろいろ

病気の記念日