カレンダーをめくってみれば
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　ケロミンは、2005年4月に開発が始まった、カエルのパペットの形をしたユニークな楽器です。正式には「ケロミン・アマガエル」と称され、カエルの鳴き声を模した「ケロ」と、テルミンの「ミン」を組み合わせた名前がつけられました。この楽器は、PCM音源を採用し、口の開度に応じた音高制御とボタン操作による音量制御を特徴としています。音源の種類はアコースティック楽器音、合成音、カエルの声など多岐にわたり、最大5オクターブの音域を持ちます。

　ケロミンの演奏は直感的で、パペットの口を開閉することによって音の高さを変えます。この操作性は、初心者でも安心して楽しめるよう設計されており、音の高さと口の開き具合が連動しているため、直感的に演奏が可能です。また、演奏中にどの音を出しているかは右腕にあるパネルで確認できます。

　外見上のコンセプトは「リアル可愛い」で、リアルさと可愛さの融合を目指してデザインされました。実際のニホンアマガエルを忠実に再現し、細部にわたるこだわりが表現されています。例えば、カエルの足の指の数や、一番長い足の指が薬指であること、さらに鼻筋の茶色いラインなど、細かな部分も実際のアマガエルに沿っています。

　このように、ケロミンは見た目の可愛らしさだけでなく、高度なテクノロジーを駆使した本格的な楽器としての側面も持ち合わせています。初心者から上級者まで、幅広い層の人々が楽しめる、奥深い楽器として位置づけられており、音楽の新しい楽しみ方を提供しています。