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~今日は何の日?~

6月4日 水虫治療の日

 6月4日は水虫治療の日。水虫の早期治療の大切さと、水虫は必ず治る皮膚病なので諦めずに治療に取り込むことを多くの人に知ってもらうために、大源製薬株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(6)(4)」の語呂合わせ水虫を患う人が急増する梅雨入り前の時期であることから、6月4日とした。

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 水虫は、白癬菌というカビの一種によって引き起こされる皮膚疾患です。このカビは、人の皮膚の角質層に寄生し、ケラチンというタンパク質を栄養源として繁殖します。特に足に水虫が発症しやすいのは、靴を履くことで足が蒸れ、菌にとって理想的な高温多湿の環境が形成されるためです。水虫は主にヒトからヒトへと感染し、皮膚から剥がれ落ちた角質の中に生きた菌が存在するため、それを素足で踏むことで感染することがあります。

 水虫が発症するには、菌が付着し、皮膚の傷から侵入し、繁殖しやすい条件が整った時です。白癬菌は高温多湿を好み、汗や汚れが残るアルカリ性の皮膚環境下で繁殖しやすくなります。そのため、日常的に足や体を清潔に保ち、弱酸性の状態を維持することが重要です。

 水虫の種類としては、趾間型、小水疱型、角質増殖型が足に見られ、爪に感染する爪白癬、手にできる手白癬、体のいたるところにできるぜにたむし、男性に多いいんきんたむし、子どもに多く見られるしらくもなどがあります。これらは感染する部位や症状によって分類されます。

 水虫を予防するには、体を清潔に保ち、家庭内を清潔に保つことが大切です。特に、靴や靴下の選択に注意し、通気性の良い素材を選び、毎日交換することが重要です。また、公共施設を利用した後は、感染を避けるために、特に注意を払いましょう。

 水虫は誰でも感染する可能性があるため、日頃から予防に努めることが大切です。もし水虫の症状が見られた場合には、早めに専門医に相談することをお勧めします。適切な治療と予防策を実践することで、水虫を克服し、健康な皮膚を保つことができます。

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