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6月4日 ローメン記念日

 6月4日はローメン記念日伊那(いな)名物のローメンを全国にアピールするために、伊那ローメンズクラブが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ローメンは蒸した麺を使うことから蒸し(64)」の語呂合わせで、6月4日とした。

ローメンとは

ローメン記念日
引用元:伊那市

 羊の肉と蒸した固めの中華麺を独特のスープでキャベツ、キクラゲなどと共に煮込んだ長野県伊那市の郷土料理。1995年頃から食べられており、元々はチャーローメンと呼ばれていたらしい。

 ラーメンの様に汁が多いタイプと、焼きそばの様に汁がないタイプがある。

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 ローメンは、長野県伊那市発祥のご当地グルメで、その歴史は昭和30年代にさかのぼります。地元の人々のアイデアから誕生したこの料理は、炒めた中華麺にマトン、キャベツ、ニンニクなどを加えて煮込んだもので、独特の風味が特徴です。ローメンの名前の由来は、炒めた麺「チャーメン」と、その上に乗せる肉「ロー」が合わさって「チャーローメン」と呼ばれていたことに始まります。やがて、「チャー」が省略され「ローメン」と呼ばれるようになりました。

 この料理は、伊那市のソウルフードとも言われるほど地域に根ざしており、一度食べるとその味わいを忘れられない人も多いです。基本的には薄味で提供されるため、食べる際には酢やソース、ごま油、七味などの調味料を加えて自分好みの味に仕上げる「テーブルクッキング」が楽しめます。

 ローメンには「スープ風」と「焼そば風」という二つのタイプがあり、それぞれ味わいが異なります。スープ風は麺を蒸してからスープで煮るスタイルで、麺と一緒に野菜や肉を煮込みます。一方、焼きそば風は麺を蒸した後に炒めるスタイルで、ソースで味付けされます。どちらのスタイルも、お店によって独自の工夫が凝らされており、使用される肉が羊肉か豚肉か選べるお店もあります。

 ローメンの魅力は、その独特の風味だけでなく、お店ごとに異なるバリエーションを楽しめる点にあります。伊那市を訪れた際には、ぜひいくつかのお店でローメンを味わい、その違いを楽しむのも良いでしょう。地元の味を大切にしながらも、食べる人の好みに合わせたアレンジが可能なローメンは、多くのファンに愛され続ける理由です。