カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

6月5日 ろうごの日

 6月5日はろうごの日。超高齢化社会の中で高齢者も若者も何を考え、何をなすべきなのかについてみんなで考え、共に支え、社会を発展させるための行動を起こす日とするために、兵庫県神戸市の神戸市老人福祉施設連盟が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、ろうご(65)」の語呂合わせから、6月5日とした。

ろうごの日

 高齢者が、楽しく、元気に、夢と希望を持って生活できるよう高齢者自らが老後の生き方を考えるとともに、社会の中核を担う役割と責任を果す社会づくりを訴える。あわせて、高齢者の経験と知識に学び、共に社会を発展させ、社会を支えていかなければならないことを訴え、活動の展開を行う日です。

 キャッチコピーは「高齢者の元気は、若者の元気、社会の元気」。

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 高齢者の日は、単に高齢者を支援することを越えて、高齢者自身が社会に積極的に関わり、互いに学び合い、支え合うことの大切さを啓発する日です。高齢者が持つ豊富な経験、知識、そして智慧は、全世代が共に学び、成長するための貴重な資源です。彼らが社会の中で活躍する場を設け、彼らの声に耳を傾けることで、社会全体の豊かさと活力を高めることができます。

 この日を契機に、高齢者と若い世代が交流するイベントやプログラムが各地で開催されることで、世代間の垣根を越えたコミュニケーションが促進されます。たとえば、高齢者が自らの専門知識や趣味を生かしたワークショップを開く、若い世代が高齢者の生きた歴史や文化を学ぶための対話の場を設けるなど、多様な活動が考えられます。

 また、高齢者が地域社会において中心的な役割を果たすことを推進するために、彼らの参加と貢献を積極的に求める社会制度や政策の整備も重要です。高齢者が社会参加を続けることができるように、働き方の柔軟性を高める、生涯学習の機会を拡大する、健康で活動的な老後を送るための支援を充実させるなど、さまざまな施策が必要になります。

 高齢者の日は、高齢者が社会の一員として尊重され、彼らの可能性が最大限に発揮されることを目指す日です。それぞれの世代がお互いを理解し、支え合うことで、より良い社会を築いていくための一歩となることを願っています。