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6月5日 環境の日

環境の日

 6月5日は環境の日。事業者及び国民の間に広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに、積極的に環境の保全に関する活動を行う意欲を高めるための日とするために、環境基本法によって定められた記念日。

 1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められた記念日。

環境基本法

 環境の保全について、基本理念を定め、並びに国、地方公共団体、事業者及び国民の責務を明らかにするとともに、環境の保全に関する施策の基本となる事項を定めることにより、環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与するとともに人類の福祉に貢献することを目的とする。

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 環境基本法は、環境の保全に関して国民一人ひとりが持つべき基本的な理念や責務を定め、環境保護のための施策を総合的かつ計画的に推進するための法律です。この法律により、現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保、さらには人類全体の福祉に貢献することが目指されています。

 環境への負荷とは、人間の活動が環境に与える影響のことであり、それが環境保全の支障の原因となる可能性があるものを指します。環境基本法では、地球環境保全を人類の福祉と国民の健康で文化的な生活の確保に寄与するものと位置づけ、公害を含む環境問題に対処することを明確にしています。

 環境の恵みを享受し、それを継承することの重要性を強調し、人間の活動による環境への負荷によって損なわれるリスクに対して、適切な対応が求められています。また、持続可能な社会の構築を目指し、社会経済活動による環境への負荷の低減、科学的知見に基づく環境保全の推進などが定められています。

 この法律は、国や地方公共団体、事業者、そして国民一人ひとりが環境保全に責任を持ち、それぞれの立場で具体的な行動を取ることを促します。環境保全のための意識の高揚と、それに基づく実践が求められているのです。環境基本法は、単に環境保護のためのルールを設けるだけでなく、持続可能な社会づくりに向けた日本の取り組みを示す指針となっています。

記念日とかいろいろ