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~今日は何の日?~

6月6日 楽器の日

楽器の日
引用元:YAMAHA

 6月6日は楽器の日。楽器を演奏する楽しさを知り、始めるきっかけの日としてもらおうと、楽器の製造、卸、小売業など、楽器関係の団体によって設立された一般社団法人全国楽器協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、古くから「芸事の稽古はじめは6歳の6月6日にする」という習わしがあり、この日から始めると上達が早いと言い伝えられていることから、6月6日とした。

 また、指を折り曲げて数えると6のときには小指が立つ形になり「子が立つ」の縁起の良さもその由来となっている。

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 楽器は、音楽を奏でるために開発された道具であり、その種類は古代から現代に至るまで非常に多岐にわたります。一般的に楽器は、音を出すための目的で作られ、使用されるものを指します。楽器は人間の感情や文化を表現する手段として古くから利用されてきました。楽器の歴史は、人類の歴史と密接に関わっており、古代文明の遺跡からも様々な楽器が発見されています。

 楽器は大きく分けて、打楽器、管楽器、弦楽器、鍵盤楽器に分類されます。打楽器は、物を叩いて音を出す楽器で、最も古い歴史を持つ楽器群です。人類が最初に音楽を奏でたときから存在し、手拍子や木を叩く行為から発展したとされています。管楽器は、空気の振動を利用して音を出す楽器で、古代から様々な形態で存在してきました。弦楽器は、弦を振動させて音を出す楽器で、狩猟に使われる弓がその起源とされています。鍵盤楽器は、鍵盤を操作して音を出す楽器で、オルガンやピアノがその代表例です。

 楽器の使用は、単に音楽を奏でるだけではなく、宗教的な儀式や社会的なイベント、感情の表現など、多様な目的で用いられてきました。また、楽器は文化や地域によって異なる特徴を持ち、その土地の歴史や人々の生活を反映しています。現代では、伝統的な楽器から電子楽器まで、更に多様化しており、音楽のジャンルや表現の幅を広げています。

 楽器を演奏することは、単に技術を習得することだけではなく、表現力や創造性を育むことにも繋がります。また、集団で演奏することは協調性やチームワークを養う機会ともなり、音楽を通じて人と人との絆を深めることができます。楽器は、人間の感情や文化を伝える貴重な手段であり、その魅力は時代を超えて受け継がれていくことでしょう。

記念日とかいろいろ

音楽の記念日