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6月6日 山形さくらんぼの日

 6月6日は山形さくらんぼの日。自他共に認める高品質な「山形のさくらんぼ」をさらに広くPRするために、全国農業協同組合連合会 山形県本部(JA全農山形)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「6」がサクランボのシルエットに見えること収穫の最盛期を迎えることから、6月6日とした。

サクランボの豆知識

山形さくらんぼの日
引用元:JA全農山形

 サクランボは、桜の実という意味の「桜の坊」が変化した言葉とされており、その名の通り桜の木に実る。ただし、公園などに植えられている桜は鑑賞用なので実は大きくならない。

 生産量は、山形が全国の生産量のおよそ75%を占めている。また、山形で栽培されている品種は約70%が佐藤錦で、スーパーなどに並んでるサクランボは大抵これ。

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 さくらんぼは、美味しさと美しさを兼ね備えた果物であり、世界中で愛されています。特に日本では、山形県を中心とした地域で盛んに栽培され、日本のさくらんぼ生産量の大部分を占めています。さくらんぼ栽培には、精密な技術と栽培者の熱心な努力が必要とされ、一年を通じて様々な管理作業が行われます。

 冬期の整枝剪定から始まり、春には摘芽作業を行い、さくらんぼの花が咲く頃には人工的に受粉を施します。この受粉作業には、ミツバチやマメコバチの力を借りることもありますが、生産者が直接毛ばたきを使用して行うこともあります。さらに、雨よけ被覆作業によって雨から実を守り、良好な日照条件を確保するために反射シートを使用するなど、さくらんぼの品質を守るための努力が惜しまれません。収穫は、実が真っ赤に色づき甘さが増したサインを見逃さずに行われます。収穫されたさくらんぼは、厳しいチェックを経て、消費者に届けられます。さくらんぼ栽培は、収穫後も次の年の花芽育成のために大切な時期であり、適切な管理が続けられます。

 日本のさくらんぼの歴史は、明治元年に渡来したことに始まります。特に山形県では、霜害や台風被害が少なく、さくらんぼ栽培に適した気候条件が揃っているため、大きな成功を収めました。人気の品種「佐藤錦」は、大正元年に佐藤栄助氏によって開発され、その後、さくらんぼ栽培の代名詞とも言える品種となりました。

 さくらんぼは、生食用としての需要だけでなく、加工用としても重要な役割を果たしています。缶詰やジュース、さらにはお菓子の材料としても利用されるなど、その用途は多岐にわたります。栄養価が高く、美容や健康に良いとされるさくらんぼは、多くの人々にとって、特別な果物の一つです。

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