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6月6日 らっきょうの日

 6月6日はらっきょうの日。らっきょうをより多くの人に楽しんでもらうために、岩下食品株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、この時期がらっきょうの旬であること漢字の「六」は根菜であるらっきょうが土の中で成長していくイメージがあること、数字の「6」がらっきょうの姿に似ていることから、6月6日とした。

らっきょうの豆知識

らっきょうの日

 ラッキョウは中国からヒマラヤ地方が原産で、中国で紀元前3世紀以前から栽培され、日本へは9世紀までには入ってきていたとされる。

 ラッキョウは栄養的にはそこまで優秀ではないが、ビタミンB1の効果を高める硫化アリルを含んでいるため、ビタミンB1を多く含んでいる豚肉などと一緒に食べると疲労回復などの効果が見込まれる。

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 らっきょうは、ヒガンバナ科ネギ属に属する植物で、シャキシャキした食感と特有の香り、そして辛味が魅力の野菜です。日本では主に漬物として親しまれており、特にカレーライスや牛丼などと一緒に食べることで、その風味が一層引き立ちます。漬け物以外にも、サラダや和え物などに使われることもあります。

 らっきょうの栄養価は非常に高く、硫化アリルを豊富に含んでいるため、血流の改善や血栓症の予防、免疫力の向上など、さまざまな健康効果が期待できます。また、特有の成分であるアリシンは強力な抗菌作用を持ち、ビタミンB1の吸収を助ける効果もあります。さらに、らっきょうは食物繊維が豊富で、その大部分が水溶性であるため、消化器系の健康にも良いとされています。カリウムも含まれており、体内の余分な水分を排出する効果があると言われています。

 らっきょうを選ぶ際には、粒がふっくらとしており、適度な硬さがあるものを選ぶと良いでしょう。また、表面に傷がなく、緑色になっていないもの、芽が出ていないものが新鮮でおすすめです。食べる量の目安は1日に3~5粒程度とされており、適量を守ることで健康維持に役立てることができます。

 らっきょうの語源は中国名の「辣韮」に由来し、その歴史は古く、日本には明治元年に渡来したとされています。特に山形県はらっきょうの生産が盛んで、「佐藤錦」という品種が有名です。現在では、らっきょうは日本の食文化に欠かせない存在となっており、その独特の風味と健康効果から多くの人々に愛されています。

 日々の食生活にらっきょうを取り入れることで、その魅力と健康効果を実感してみてはいかがでしょうか。シャキシャキとした食感と辛味が、食卓に新たな味わいをもたらしてくれることでしょう。

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