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6月6日 ワイパーの日

ワイパーの日

 6月6日はワイパーの日。車の安全に欠かせないワイパーブレードの正しい交換時期を提案するなどの活動で交通安全に寄与し、市場の活性化を図ることを目的に、日本ワイパーブレード連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、6月は梅雨の時期で車のワイパーがいちばん活躍する季節であることと、運転席と助手席側の2本使われていることから同じ数字が並ぶ日である、6月6日とした。

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 自動車のワイパーは、雨や雪などが降った際にドライバーの視界を確保するために不可欠な装置です。このシンプルながらも極めて重要な機構は、フロントガラスやリアガラスに付着した水滴や、場合によっては泥や雪を払い除ける役割を果たします。ワイパーの歴史は意外に古く、1903年にメアリー・アンダーソンによって発明されたとされています。彼女のアイデアは、雨天時に手動で窓ガラスを拭くことができる装置を考案したことに始まります。

 現代の自動車に装備されているワイパーシステムは、手動操作から遠く進化しており、多くの車種では速度に応じて動作速度が自動調整されたり、雨量を感知して自動で作動するレインセンサー付きのものも普及しています。また、ワイパーブレードの材質も改良が重ねられ、耐久性が高く、より効果的に水をはじくことができる材料が使用されています。

 さらに安全運転を支援するために、視界確保以外にも、ヘッドライトのワイパーや、カメラレンズを清潔に保つためのワイパーなど、様々な場所に装備されるようになっています。これらは特に、悪天候時や夜間運転時の安全性を高めるために重要な役割を果たします。

 ワイパーは消耗品であり、定期的な交換が推奨されています。ゴムが硬化したり、切れ目が入ったりすると、その性能は著しく低下し、十分な視界が確保できなくなることがあるため、メンテナンスの際には注意が必要です。ワイパーの適切な管理と交換は、安全運転のためにも欠かせない習慣と言えるでしょう。

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