6月9日 ログホームの日
6月9日はログホームの日。「健康住宅」「北欧デザイン」にこだわり、都市部でも住宅用途で広がるログホームについて多くの人に知ってもらうために、フィンランドの天然木材を活かした本物の木の家(ログホーム)を世界中へ輸出するログホームメーカー株式会社ホンカ・ジャパンが制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、「
ログホームとは
丸太を積み上げた壁によって建てられた建物。元々はヨーロッパ北部・スカンディナビアの伝統的工法で、日本には1970年ごろに導入された。ログハウスともいう。
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ログホーム、またはログハウスとは、丸太や角材を水平方向に重ねて積み上げ、交差部にノッチ(切り込み)を使って組み立てられた家屋や建築物のことを指します。この建築様式は、自然の風合いを生かした素朴な美しさと、木材特有の温もりを感じられることから、多くの人々に愛されています。
日本では、奈良正倉院の校倉造りが丸太組工法の一例として挙げられ、これを日本最古のログハウスと呼ぶこともあります。現代のログハウスは、耐震性を高めるために通しボルトやダボを入れるなど、技術的な工夫が施されています。特に、地震の多い日本では、その耐震性能が重要視されています。
ログハウスの魅力は、その独特な外観だけでなく、湿度調整機能が優れている点にもあります。木材は自然の調湿材としての機能を持ち、室内環境を快適に保つことができます。また、木の断熱性により、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を実現します。
ログハウスの建設には、ベイスギ、ベイマツ、トウヒ、フィンランドパインなどの耐久性に優れた木材が使用されます。これらの木材は、美しい外観を持ちながらも、建築物としての強度や耐久性を確保するために選ばれています。
ログハウスは、リゾート地の別荘やセカンドハウスとしての利用が一般的ですが、自然に寄り添ったライフスタイルを求める人々によって、自宅として建てられるケースも増えています。都市部から離れた自然豊かな場所での生活、またはアウトドア活動のベースとしてログハウスは理想的な存在です。
ログハウスに住むことは、単に家を建てること以上の意味を持ちます。それは、自然との調和、素材への敬意、そして持続可能な生活様式への志向を体現するライフスタイルそのものなのです。